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小さな映画館 第179幕

「隣人は静かに笑う」

「パッセンジャー」

「ロスト・バケーション」

「ダイ・ハード/ラスト・デイ」

「ゴースト・スクール」

 

「隣人は静かに笑う」

ジェフ・ブリッジス ティム・ロビンス主演 マーク・ペリントン監督

 

【あらすじ】

大学でテロリズムの歴史を教えているマイケル。彼はFBIである妻を亡くし、息子と恋人ともに暮らしていた。ある日隣人の子どもであるフレディが大けがをしていたところ、マイケルは彼を助ける。それをきっかけに隣人同士の付き合いは始まるが…。

 

【感想】

これは怖い。怖いし、おもしろかった。

とにかく騙された。というより、やられたって感じで、正直後味は悪い映画です。

隣人って近いようで、一体どんな人たちかって、結構知りませんよね。だからこそ怖いところもあります。

この映画ではあえてマイケルに感情移入させることで、最後のオチで突き落とすスタイルなので、すごい喪失感と、だけどすごい映画を観たな、という感想が同時に浮かびます。

 

「パッセンジャー」

クリス・ブラット ジェニファー・ローレンス主演 モルテン・ティルドゥム監督

 

【あらすじ】

宇宙移民5000人を乗せた宇宙船は航行中に不具合が生じ、人口冬眠から目覚めてしまったジム。目的の惑星に到着するまで約90年かかるため、ジムは孤独の中ひとり過ごしていた。ある日冬眠中の女性オーロラに惹かれ、彼女を起こしてしまう。

 

【感想】

割と古典的なストーリーでした。真新しさという点はあんまりないんですけど、SF映画としては見ごたえがありましたよ。

ただね、甲板長のガスの存在は少し可哀想。

というのも彼は正直物語を進めるための道具としての意味しか持たなくて、挙句の果てに病気で殺されちゃうわけですから。

なんというか、不憫な役割。

 

最後は最愛の人と時を過ごすことを選びましたけど、ストレスとかたまらないんだろうか?

 

「ロスト・バケーション」

ブレイク・ライブリー主演 ジャウム・コレット=セラ監督

 

【あらすじ】

亡き母が教えてくれた秘密のビーチ。医学生のナンシーは休暇を利用してそのビーチを訪れる。サーフィンを楽しむ彼女を襲ったのは巨大な人食いサメだった。

 

【感想】

これは面白かった。何よりもサメの恐怖がひしひしと伝わる感じで、とにかく怖い。

医大生ということもあって医療の知識がある彼女だからこそ負傷した傷を癒せるという設定も活かしていたし、浅瀬とはいえ、うまく岩礁やブイを生かしていました。

とにかくこのサメがしつこいんです。ストーカー並みに(笑)なんでこんなに執着するんだろう、って感じで。

 

そしてナンシーが負う傷っていうのもリアルなんですよ。サンゴで足を切るシーンは、こっちも痛いと思ってしまうくらい。

あと傷を負ったカモメもよかったですね。このカモメがナンシーの救いになったといっても過言ではありません。

孤独な時ほど人間は弱くなるものですが、ナンシーはとにかく強い女性でした。

 

「ダイ・ハード/ラスト・デイ」

ブルース・ウィリス ジェイ・コートニー主演 ジョン・ムーア監督

 

【あらすじ】

ニューヨーク市警のジョン・マクレーンは、音信不通だった息子ジャックがモスクワで殺人事件を起こし、身柄を拘束されたと知る。マクレーンはモスクワへ渡り、ジョンが出廷する裁判所へ赴くが、突然爆発が起こり、ジョンは政治犯のコマロフを連れて逃げ出す。追いかけるマクレーンは、息子がCIAのスパイだと知ることに。

 

【感想】

正直シリーズ史上一番シンプルかもしれません。

アクションはすごいんだけど、今回は息子に華を持たせてやった感じで、マクレーンはさほど今シリーズでは暴れていません(まあ今までがおかしいんですけど(笑))

だから正直なところ、ダイ・ハードシリーズを継続させるための、ジェイ・コートニーのお披露目かな、という感じです。

 

話もあまりひねりがありませんし、ただなんであんなに子煩悩なのに娘や息子と仲が悪くなるのか不思議。

ってか次のシリーズだと全員出てくるか、おじいちゃんになってそう。

 

「ゴースト・スクール」

ラウール・アレバロ アレクサンドラ・ヒメネス主演 ハビエル・ルイス・カルデラ監督

 

【あらすじ】

教師のモデストは幽霊が見えるという能力のせいで、次々と学校をクビになっていた。彼が新しく赴任した先でも5人の幽霊たちが暴れまわっていた。モデストは彼らを救済するために、卒業をさせようとするが…。

 

【感想】

王道といえば王道なセオリーの映画です。

だけどきちんと笑いどころをつくっているし、温かみのあるヒューマンドラマもちりばめられています。

何よりもまずありえない美人の校長がモデストを忌み嫌ったりするのではなく、理解があり、学校を愛する女性という設定が良かったですね。

 

明るく陽気な映画ではありますけど、それぞれ未練を残して死んでいるんですよね。

それって生きたかったという証拠じゃないですか。

だからこそモデストという理解者が現われてよかったです。

 

少しだけ難を言えば、テンポはいい映画なんですけど、なんでもすんなり行き過ぎて若干ご都合主義だな、という。

でも楽しめる映画です。

 

 

 

 

 

author:トモヤムクン, category:-, 11:53
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小さな映画館 第178幕

「ヘイトフル・エイト」

「哭声」

「花嫁の父」

「大脱出」

「ブラック・ファイル 野心の代償」

 

「ヘイトフル・エイト」

サミュエル・L・ジャクソン カート・ラッセル ジェニファー・ジェイソン・リー主演 クエンティン・タランティーノ監督

 

【あらすじ】

猛吹雪の中、アウトローたち8人が互いをけん制しながら過ごすが…。

 

【感想】

感想をめっちゃ書いてたのに、消えてしまった…。

とにかくこの映画は面白かったです。

特に唯一の黒人であるウォーレンの立ち振る舞いによって徐々に緊迫していく状況と、明るみになる真相。

最後はウォーレンとマニックスだけが生き残ったわけですけど、彼女の話が本当なら仲間15人来て殺されるんです。

そうでなくてもあんなに負傷しているんだから、いつ死んでもおかしくない。

 

2時間半以上という長丁場ながら、飽きさせず見せる展開は見事です。

 

はあ、せっかく感想たくさん書いたのに…。

 

「哭声」

クァク・ドウォン ファン・ジョンミン 國村隼 チョン・ウヒ主演 ナ・ホンジン監督

 

【あらすじ】

なんの変哲もない村、谷城で村人が家族を惨殺するという事件が立て続けに起こった。容疑者にはいずれも動機がなく、幻覚性の植物を摂取して錯乱したための犯行と発表されていたが謎は深まるばかりだった。ある時村人たちは山中にいる日本人が関わっているのではないか、と疑い始める。

 

【感想】

序盤はサスペンスものだと思ったんですよ。そしたら空気がどんどん変わっていくわけですね。

おや?ただの殺人事件じゃないぞ。

正直ファンタジー的な展開になるとは思ってもみませんでしたけども、とにかく雰囲気や演出が良く、2時間半という長尺にも関わらず一気に見てしまいました。

 

そして日本人で、なおかつ映画好きの人なら一度は必ず見たことのある俳優さんが出演しています。

國村隼さんです。

あのいかつい顔はこの映画でも発揮されており、謎の日本人を演じるにあたってすごい説得力がありました。

 

とにかくこの映画は韓国版「エクソシスト」です。

村という閉塞的な環境で、異人が入ってくれば、怪しさは倍増しますよね。

これは別に韓国人に限った話ではなく、日本の田舎でも新参者が越してきて村八分にされるなんていう話もあります。

そうした状況下で起きた惨殺事件。

一体日本人は何者なのか。

不思議な女の正体は何なのか。

祈祷師の目的は。

こうした謎がどんどん視聴者側に投げかけられるんですね。

 

主人公は娘のために命を張りますけど、一体誰が敵なのかわからない状態。

キリスト教でも「悪魔のささやき」があるように、一体どの人物が自分を惑わしているのかわからない。

最後のほうでわかりますけど、日本人の正体は悪魔です。

序盤で怪しさを醸し出し、中盤で「実は味方では?」という演出をし、最後に悪魔の姿になるという、視聴者を裏切る方法を使ってきました。

 

キリスト教要素はとにかく多く、一番のわかりやすいところでは「鶏が3回鳴く」という部分ですね。これは有名なペトロの告白です。ペトロはイエスを裏切らないと誓いますが、イエスは「鶏が三回鳴く前に、私を知らないというだろう」と予言します。その通りペトロは敵に捕らえられ、その通りに言ってしまい、涙を流します。

 

悪魔になった日本人ですけど、彼はキリスト教徒の彼にこう言っています。

「私が何者か、私の口でいくら言ったところで、お前の考えは変わらない。お前は今も私が悪魔だと思ってるだろう」

このセリフの後に、日本人の姿が悪魔になりました。

つまり視聴者には視覚的に悪魔に見せていますけど、このセリフから、彼が悪魔になったのはイサムによる疑いからなんです。

 

日本人=イエス・キリスト

 

ということです。

なぜ生き返ったのか。あれもイエス・キリストの復活を表しています。

そして彼がどういう役割か。

イエス・キリストという人はユダヤ教の中に現れた異端な人物なんです。

ユダヤ教徒の司祭たちはイエスのことが面白くなく、彼を迫害しようとし、最終的には罪もないイエスを十字架にかけました。

そう、村人たちはそうした閉塞的で選民思想的なユダヤ教徒を表しています。

イエスがもたらしたのは混乱でした。

「信仰する者は救われる愛の神」を持ち出したイエス。つまりユダヤ教の教義が変わってしまうわけです。

日本人の出現は、そうした村の秩序を変えてしまう存在ではないか、という恐れが働くんです。

これは現代の移民問題にも言えますよね。

 

じゃあ悪魔は?

恐らく祈祷師でしょうね。

最後の行動なんかも特に怪しいですし。

だけど本質は違うと思います。

人間というのはいつの時代も惑わされ、悪に走ってしまう。

つまり人間自身、悪魔のささやきに突き動かされてしまうんです。

 

女はなんでしょうか?

被害者の身に着けていた者を着ていました。

主人公は彼女を犯人だと思い込みましたけど、彼女にはどこかそういう雰囲気がない。

女の正体は謎ですけども、村人たちに対する何かしらの暗示はしていました。

だから敵というわけではありません。

日本人と祈祷師を「グル」だと言いました。

あれって、ヨブ記にあるように、ヨブという善人であり熱心信仰者に対する痛めつけをする神と悪魔のようなことなんじゃないかな、と。

ただチョン・ウヒは魅力的な女優ですよね。

 

そう、結局は人間というものは信じたいものしか信じないし、村社会になると同調圧力や排他的な行動に走るんです。

これはどこの国も同じです。

そうしたものがキリスト教の中にもあるわけです。

いや、キリスト教だけではありません。すべての人間に言えることです。

とにかくこの映画は難解ではありますけど、素晴らしい映画です。

 

「花嫁の父」

スペンサー・トレイシー ショーン・ベネット エリザベス・テイラー主演 ヴィンセント・ミネリ監督

 

【あらすじ】

弁護士のスタンリー・バンクスは娘ケイを溺愛していた。しかし突然彼女は結婚すると言い出した。ケイの相手は優秀なビジネスマンでの好青年。非の打ちどころがなく、相手としても十分であってが、スタンリーは複雑な心境だった。

 

【感想】

いつの時代も、どこの国の父親も、娘の結婚は複雑なんですね。

象徴的なのはスタンリー夫妻と娘ケイたちの恋愛観の違いですね。これは日本でも言えることですが、自由恋愛ができ、男性・女性どちらが優位というわけではない時代です。

 

この映画は娘が結婚するまでのお話ですけど、すごくリアルなんですよね(笑)

リアルというか、父親の心配の仕方がどこのお父さんにも共通するという。

娘がいなくなってしまうという喪失感、嫉妬。

それでも娘の幸せを祈ってあげたいという親心が相まって、複雑な心境になります。

スタンリーの夢も象徴的ですよね。

ヴァージン・ロードを歩けないあの夢。結構誰もが見ませんか?うまく歩けない夢。

あれって恐怖や不安をあらわしてるんだと思います。

 

娘がケンカした時、スタンリーは「よっしゃ」と心の中でガッツポーズしたでしょうね。

浮気とかそういうことになれば破談なんですから。

だけどそんなことじゃない。

浮気よりももっとしょうもないことなのに、当人たちにとってはすごく真剣なこと。

あっけにとられるパパをよそにすぐに仲直り。

ここら辺は見ていて笑えました。

 

そして結婚式後のパーティでは知らない顔ばかり集まっていて、そこで初めて娘たちの交友関係を知るんです。

父親はなんでも知っているようで、意外と知らないことが多いんです。

だけど最後の妻とのダンスは良かったですね。

 

「大脱出」

シルヴェスター・スタローン アーノルド・シュワルツェネッガー主演 ミカエル・ハフストローム監督

 

【あらすじ】

自ら収監されることで刑務所の盲点をつき脱獄するセキュリティ・コンサルタント、レイ・ブレスリン。CIAからやってきたジェシカにより、新たな依頼を受ける。それは連邦政府が極秘支援している絶対脱走不可能な要塞だった。

 

【感想】

筋肉野郎たちの頭脳戦に見せかけた、筋肉劇。

スタローンがすんげえ頭のよさそうに見えないのはなんでだろうか…(笑)

ただテンポが良く、飽きさせないアクション映画なのはさすが。

そしておひげはやしたシュワちゃんが渋いんですよ。

最後はある意味でオチをつけてくれたのは良かったです。

 

「ブラック・ファイル 野心の代償」

ジョシュ・デュアメル アリス・イヴ アル・パチーノ アンソニー・ホプキンス イ・ビョンホン主演 シンタロウ・シモサワ監督

 

【あらすじ】

全米を牛耳る製薬会社ピアソン製薬は、CEOアーサー・デニングの下で、新薬の治療結果をねつ造し、多額の利益を得ていた。決定的な証拠はなく、不正行為は野放しのままだった。

若き弁護士ベン・ケイヒルは医師で妻のシャーロットと二人で暮らしているが、彼女が流産して以来夫婦仲は冷え切っていた。そんなある日ベンの携帯に昔の恋人エミリーから連絡が届く。彼女と再会したベンは、エミリーがCEOのアーサーと付き合っており、不正を暴くための機密ファイルを持っていると明かすが…。

 

【感想】

すごくいろいろこんがらがっているようで、意外とシンプルなストーリーです。

チャールズが裏でアーサーと繋がっているんだろうな、というのは容易に想像できました。

ただ最後のエミリー殺しだけは、ああなるほどな、と納得しましたね。

妻シャーロットが精神的に不安定だったことが伏線となっており、それが最後の後味の悪さに繋がっているわけですから。

 

ただやっぱり中途半端な映画。

キャストは豪華で、映像も重々しくていいんです。

だけど話のつくりがチープに感じてしまう。

イ・ビョンホンはチャールズのために暗躍する男ですけど、彼は結局何者なんでしょう。余命短いという情報があったり、善悪のことを語っていたりしていましたけど。まあ手馴れてるところから、裏ではいろいろやってきたんだろうな、と。

 

author:トモヤムクン, category:-, 12:16
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小さな映画館 第177幕

「タイタニック」

「グランド・ジョー」

「ツォツィ」

「ハンガー・ゲーム」

「ナチュラル」

 

「タイタニック」

レオナルド・ディカプリオ ケイト・ウィンスレット主演 ジェームズ・キャメロン監督

 

【あらすじ】

1912年当時最大の豪華客船タイタニック号はニューヨークへ向かい処女航海にでた。上流階級の令嬢だったローズは半ば強制的な婚約に嫌気がさしていた時、船内で画家志望のジャックと出会う。身分の違うふたりだがいつしか惹かれ合う。しかしタイタニック号は氷山にぶつかってしまい…。

 

【感想】

超有名な映画なのに見てなかったんです。理由としては、長いと思ってたから(笑)

だけど改めて見てみると長さを感じさせないんですよ。

 

そしてディカプリオは男も惚れ惚れするような美青年。そりゃ世界中が惚れるわ。

そんな若いふたりが出会い、恋に落ちるも、当時の上流階級とジャックじゃ付き合えるはずのない恋。

上流階級の傲慢さ、利己的な姿がありありと映し出されていましたね。

最後のほうもボートに乗った上流階級の人たちは一部を除いて助けようとしませんでしたし。

 

ローズの淡くもひと時の、だけど永遠の恋。

タイタニック号の悲劇をベースに描かれた美男美女の愛。

正直長い映画ではあるんですけど、割とストーリーはシンプルなんで、感想もすごくシンプルなものしか書けなくて(笑)

 

「グランド・ジョー」

ニコラス・ケイジ タイ・シェリダン主演 デヴィッド・ゴードン・グリーン監督

 

【あらすじ】

アメリカの南部の寂れた田舎町に暮らすジョー。前科者だが今はしっかりと働き、職場では頼りになるリーダーだった。ある日15歳の少年ゲイリーと出会う。彼はジョーと同じく父親から虐待されており、家族の面倒をひとりでみている少年だった。

 

【感想】

今の日本は格差社会と言われ、最近では「万引き家族」が上映されましたよね。

じゃあ他の国はどうなんだ?というと相対的な貧困層はどこの国でもあるんです。

そしてアメリカも今格差がひらき、だからこそトランプ大統領が誕生したと言われるくらいです。

アメリカ南部は元々共和党支持者が多いのも、労働者が多いからかもしれません。

しかしそれがアメリカ全土に広がっているわけです。

 

この映画ではアメリカ南部の貧困層を描いています。

肉体労働に汗を流し、賃金は酒や売春婦になくなる。

孤独の中で暮らすジョー。

彼には父親に虐待された過去があり、家族というコミュニティから離れた場所にいました。

そんな時に同じ境遇のゲイリーが現われたのです。

 

日本人が思い浮かべる「アメリカ」というのはニューヨークやラスベガスの街並みだと思います。

南部のアメリカはカントリー・ソングでも歌われるように自然が美しいんです。

しかしそれとは対照的に泥にまみれたような人たちがいます。

懸命に生き、懸命に暮らす人々。

だけど中にはアルコール依存症になったり、暴力沙汰になったりする人たちも存在します。

南部は昔から保守的な土地柄ではありました。

 

ジョーは血の気は多いけども、同時に人としての情を見せる、個人的には典型的な南部人の印象です。

日本でもいますよね。なんというか江戸っ子みたいな。少し違うかもしれませんけど。

誰からも頼りにされる反面、けんかっ早く、バーで殴った男の恨みを買ってしまい、銃で撃たれてしまいます。

 

その後もこの男が絡んできて、最終的には殺そうとするんですけど、ジョーに殺されてしまうんです。

この男も南部のひとつの人間の狂気ですね。

 

そして15歳の少年ゲイリーはアルコール依存症の父親の虐待に耐えながらも、家族を支える少年です。

痛ましいですよね。15歳って、いろいろな可能性がある年頃ですよ。

給料がどれだけ払われるかも聞かずに、とにかく仕事に就くんですから。

そして同じ境遇のジョーとはまるで親子のような関係になっていき、最終的にはゲイリーのために自己犠牲の精神を見せるわけです。

なんだか最後の車に乗ってるシーンも含めて「グラントリノ」に似てたなー、と。

 

「ツォツィ」

プレスリー・チュエニヤハエ テリー・ペート主演 ギャヴィン・フッド監督

 

【あらすじ】

南アフリカ、ヨハネスブルク。世界で一番危険なスラム街で生きる少年ツォツィ(不良)。少年は仲間とつるんで強盗をしていたが、ある日カージャックをしたさい、赤ん坊がいることに気づく。

 

【感想】

誰もが子どもで、誰もが母親から生を授かったんです。

だけど名前のない少年ツォツィは自暴自棄のように生きてきました。

強盗で生計を立てることは当たり前で、人を傷つけることもためらいません。

そこには彼にとって生きる理由さえ見つからないような有様です。

そんな彼の元に赤ん坊が現われるのです。

盗んできた赤ん坊は無垢で、例えツォツィでも拒みません。

ツォツィは徐々に人間としての情を取り戻していきますが、同時に現状を打開できないという事実に突き当たります。

 

ツォツィは最後に涙を流します。赤ん坊を手放す時です。

彼にとってそれは初めてではないかもしれませんが、初めてに近い悲しみのある別れなのです。

彼を生んだのは環境なのか、それとも彼自身なのか。

だけどスラム街で生きるには愛情というのは無縁だったのかもしれません。

 

若干ツォツィには同情できない点(情があったとはいえ仲間を殺してしまった点)もありますが、90分というコンパクトにまとめてあり、見ごたえのある映画でした。

 

「ハンガー・ゲーム」

ジェニファー・ローレンス ジョシュ・ハッチャーソン主演 ゲイリー・ロス監督

 

【あらすじ】

近未来アメリカではキャピトルが政治の中心であり、そこに住むのは貴族階級の者たちだけだった。他の貧しい地区から反乱を起こさないために、毎年12歳から18歳までの男女1名ずつが選出され、男女24人が殺し合う「ハンガー・ゲーム」が強制されていた。

カットニスは選ばれた妹の代わりに出場することに。

 

【感想】

ツッコミどころのある、アメリカ版バトルロワイヤル。

昔もコロッセオなんかで人間同士が戦う、というより殺し合うことが余興になってたくらいですから、まあいつの時代にもあるものかもしれません。

 

さて貧民として育ったものの、弓使いはめちゃくちゃ上手なお姉ちゃんカットニスが主人公なわけですが、彼女は特別人を殺したりしているわけではないんですよね。

ハチの巣を落す、地雷を爆破させる、生きたまま食べられている男のためにとどめを刺すくらいなもの。

だから直接的な攻撃はあんまりしてないんです。

正直木の上にいるほうが多いという。

そしてヒロインの相方となるピーター。こいつは一体なにがいいのかわからない。いい奴ではあるけど、なんかパッとしない。

むしろあの亡くなった黒人の女の子のほうがまだいい。

 

そして近未来なのに、なぜか恰好は中世を派手にしたような貴婦人ばかり。

まあ面白くはなくはない映画です。

 

「ナチュラル」

ロバート・レッドフォード主演 バリー・レヴィンソン監督

 

【あらすじ】

天才野球選手と呼ばれていたロイは、不幸な事件に遭遇して15年以上プロに入ることができずにいた。そして彼は35歳の新人としてプロ入りをする。

 

【感想】

なんだか不思議な映画です。

主人公の持つ能力はすごいんですけど、いろんなミラクル連発で。

当時の35歳なわけですから、どんなに昔才能があったとしても、プロの経験がなければ才能も生かされないでしょ、普通。

あとチームがいきなり強くなりすぎる展開もちょっとな。

 

八百長時代のメジャーリーグに現れた、天才にして野球を愛する男という題材はいいと思います。

だけど野球映画としては微妙なできです。

author:トモヤムクン, category:-, 17:01
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小さな映画館 第176幕

「チョコレート・ファイター」

「ドクター・ストレンジ」

「007/ロシアより愛をこめて」

「デイ・アフター・トゥモロー」

「コロニア」

 

「チョコレート・ファイター」

ジージャー・ヤーニン 阿部寛主演 プラッチャヤー・ピンゲーオ監督

 

【あらすじ】

日本のヤクザと元マフィアのボスの女との間に産まれた少女ゼン。生まれつき発達障害のある彼女だが、彼女には自分の目で見た体術を一瞬で習得できる能力を持っていた。ゼンの母、ジンがある日大病で倒れてしまい、薬代を稼ぐためにゼンは母が金を貸していた人物たちに接触していく。

 

【感想】

タイ映画の夜明けです。中国と同じく、格闘技を題材にしたアクション映画ですが、主人公は発達障害の少女。

これがまた斬新なアイディア。

ハエを嫌がったりしたり、そこらへんも細かいんですよね。

 

話はすごくシンプルです。

日本のローマ人であり「なぜベストを尽くさないのか」で有名なヤクザの父と、マフィアの愛人だった女性との間に産まれた少女が、母のために戦うお話。

もうとにかくバッタバタと倒していく爽快感。

だけど最後に母が殺されてしまうという悲劇からの、あのアクションはすごかったですね。

 

タイ映画を見るきっかけになったいい映画です。

 

「ドクター・ストレンジ」

ベネディクト・カンバーバッチ キウェテル・イジョフォー レイチェル・マクアダムス主演 スコット・デリクソン監督

 

【あらすじ】

ニューヨークの病院で働く天才外科医、スティーヴン・ストレンジ。ある日交通事故により両手の麻痺が残り、外科医の道をあきらめなければいけなくなる。絶望した彼は新たな治療法を求めて、最終的にカトマンズの修行場所マー・タージにたどり着く。そこで神秘の力を操る指導者エンシェント・ワンと巡り合う。

 

【感想】

物理世界の敵と戦うのがアベンジャーズ。そして精神世界で戦うヒーローが現われました。それがドクター・ストレンジです。

本当に、マーベルってすげえな(笑)

まあ異星人というか、もうこの世界に何があっても驚かない。

 

ストレンジは傲慢なものの、頭脳明晰で次第に才能を開花させていくわけですけど、あんまり修行の描写とかないんですよね。

だからストレンジが急に強くなった感じがあって違和感はあります。

精神の世界だからアベンジャーズより割となんでもありです。

ループした世界でのあの取引とか、正直「ええー」となりましたけど(笑)

だけど頭を空っぽにすれば割と楽しめます。

 

そしてエンドロールでアベンジャーズへの加入、それもストレンジはなんだかすごい地位にいる感じになってる。

最後は単純な兄弟弟子がロキ化して終わるわけです。

アベンジャーズはまだまだ続く。

 

Marvel Last Forever

 

「007/ロシアより愛をこめて」

ショーン・コネリー ダニエラ・ビアンキ主演 テレンス・ヤング監督

 

【あらすじ】

犯罪組織「スペクター」はMI6のジェームズ・ボンドへの復讐を企んでいた。ソビエトの諜報員タチアナと暗号解読気「レクター」を餌にして、冷戦下のイギリスとソ連の両国の険悪にしようとする。

 

【感想】

前作のチープさが嘘のように派手なアクションが繰り広げられます。

どうしても時代的な問題で組織なんかのチープさは否めませんけど、ショーン・コネリー演じるジェームズ・ボンドの男気、そしてダニエラ・ビアンキ演じるタチアナの色気は今観てもいいですね。

 

アクションは派手ですけど、ストーリー自体はシンプルで、あんまり展開はありません。

騙し合いがあるわけでもないし、ボンドも抜けてるところ抜けてます。

そしてタチアナも抜けてるっちゃ抜けてるんですよね(笑)

そういう隙があるところも魅力かもしれません。

 

「デイ・アフター・トゥモロー」

デニス・クエイド ジェイク・ギレンホール エミー・ロッサム主演 ローランド・エメリッヒ監督

 

【あらすじ】

地球温暖化により南極の棚氷が溶け始めた。海流の急変が発生し、将来氷河期を引き起こすと気象学者のジャックは訴えたが、副大統領をはじめ誰も耳を傾けなかった。

しかしその数日後から世界各地で異常気象が頻発し始めた。

 

【感想】

自然のパニック映画かと思えば、どちらかといえば「家族」を中心とした映画です。

将来このくらいの規模の氷河期がくるかどうかはわかりませんけど、ありえない話ではないですよね。

地球温暖化は未だにある説とない説が学者で議論になっています。それくらい予想ができないんです。

 

だけど日本人ならとにかくわかると思うんですけど、自然に対する人間というのは無力です。

その中でどうやって理性を保って協調できるか。

ジャックの息子サムたちは、父親を信じて、みんな逃げてしまう中冷静に図書館にい続けました。

正直にいえば、この図書館でのシーンが多いので、パニックというより、サバイバル映画のような雰囲気です。

 

最後は利己的だった政治家たちも人間の傲慢さを知りました。

正直やり過ぎ感のある映画ではありますけど、映画のように災害にあった時こそ、家族や友人たちとの絆、利己主義に走らない冷静さを保ちたいものです。

 

「コロニア」

エマ・ワトソン ダニエル・プリュール主演 フローリアン・ガレンベルガー監督

 

【あらすじ】

1973年ルフトハンザ航空の客室乗務員のレナは、フライトでチリにやってきたが、折しも軍事クーデーターが起こる。恋人でジャーナリストであるダニエルが反体制分子として捕らえられてしまう。

ダニエルが収容された「コロニア・ディグニダ」は表向きは農業施設だが、実態は「教皇」と呼ばれる元ナチ党員のパウル・シェーファーが暴力で支配し、ピノチェト軍事独裁政権と結びついた拷問施設であった。レナは恋人を救うために命懸けで「コロニア・ディグニダ」へ潜入する。

 

【感想】

この映画は実話に基づいているんですから、また驚きます。

 

ただ単なる客室乗務員であるレナの行動が凄いですね。なんという度胸というか、無謀というか。

ジャーナリストが捕まるのはいつの世にもあります。

諜報員の可能性もありますからね。

そんな恋人を助けようと自ら命懸けで飛び込むんですから。

 

政府公認のその施設はカルト宗教のような状態で、絶対服従が求められていました。

捕まったものもいれば、そこで生まれ育った者もいるわけです。

こんな施設が40年もの間容認されていたんですから、驚きですよ。

 

そしてレナは何か計画があるのかと思えば、とにかく無鉄砲で飛び込んだ感じです。

だけども正義感と愛する気持ちだけは人一倍で、挫けずに頑張ります。

アクションものではないことから、あまりハラハラするような場面はありませんでしたが、ひとつの真実を知るのにはいい映画です。

 

 

 

 

author:トモヤムクン, category:-, 11:26
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小さな映画館 第175幕

「名探偵コナン ゼロの執行人」

「ハンニバル」

「(500)日のサマー」

「金融呪縛列島」

「Taboo」

 

「名探偵コナン ゼロの執行人」

高山みなみ 古谷徹主演 立川譲監督

 

【あらすじ】

東京サミットが行われる会場が大爆発を起こした。公安は現場の証拠から名探偵の毛利小五郎を犯人だと断定し、逮捕する。コナンたちはなんとか小五郎の無実を晴らそうとするが、そこに公安の安室が立ちはだかる。

 

【感想】

今作はコナン映画史上最高収入を記録した作品です。

そして今回はコナンにしては非常に大人なテイストに仕上がっています。

相変わらずダイハードばりの無茶苦茶なアクションもあるんですけど、それ以上にきちんとした伏線、公安の陰と陽、正義の行方について描かれていたのが良かったですね。

 

日本にはスパイ組織、つまりCIAのような組織がないともいわれますけど、いわゆる公安というのが日本に潜むテロリストであったり、諜報員を捕まえるという組織になります。

基本的に刑事ドラマの多い日本では公安ってかなり嫌われてますよね。だから割と悪役で描かれることが多いんですけど、今回は例えどんな手段を使おうとも、使命を果たし国を護ろうとする公安の苦悩が描かれている部分があります。

 

そして今回のキーワードとなるのは「正義」です。

正義っていろんな見方がありますよね。

あの人にとっては正義でも、別の人にとっては正義じゃない。

正義っていうのは福山雅治が歌うようにひとつじゃないんです。

 

日下部検事は正義の虜でした。正義感の塊で、逆に言えば潔癖すぎるくらいの人です。

だからこそ公安の汚いやり方に強い抵抗があったんです。

だけどコナンが言うように、犠牲者を出して、例えそれが公安であっても仕方ないじゃ許されませんし、正義じゃないですよね。

 

そして日下部と一心同体だった羽場も生きていたという展開も驚きました。

それも安室の指示によって。それを公安のメンバーにも知らされてないんですから、安室のしたたかさは相当なものです。

だけどそれによって人生が狂わされたと泣き叫ぶ橘弁護士。

これも相当つらいし、この映画において一番大人なシーンだった気がします。

安易に羽場と復縁するのでもなく、公安の汚さに屈辱を感じるというなんともビターな終わり方。

それでも安室は彼女を護るようにと指示します。

どんなに嫌われようとも、汚れ役を買ってでるのが公安だと。

こういう正義の組織だったらいいですねー。

 

今回の映画の、個人的に難解だったのは、実はコンピューター関連なんですよ(苦笑)

IOTテロって言われても全然ピンとこないくらいそっち系は苦手なんです。

だけど思えば今の生活って、殆どコンピューターで管理されてますよね。

そう考えるとIOTテロのようなことが起きれば、すぐにライフラインがなくなってしまうんですから。これは「サバイバル・ファミリー」にも通ずるところがあります。

他にもドローンや惑星探査機など、現代のものを屈指していたのも良かったです。

 

個人的名場面は、

 

ネットで炎上した梓さんが可愛かったです。

 

「ハンニバル」

アンソニー・ホプキンス ジュリアン・ムーア ゲイリー・オールドマン主演 リドリー・スコット監督

 

【あらすじ】

ボルティモアの大富豪メイスンは脱獄したレクターの行方を追っていた。そんな時ある事件で被害者を多数出してしまい、世間からバッシングを受けているFBI捜査官のクラリスの存在を知る。

一方当のレクターはイタリア、フィレンツェに滞在していた。

 

【感想】

今回はレクター博士の本領が発揮されます。とにかく猟奇的なことを淡々とこなす姿は、悪役なのにも関わらずかっこいいと思ってしまう部分があります。

ただやっぱり記憶に残るのは最後のシーンなんですよね。ぶっちゃけそこしか残らない。

 

クラリスはジョディ・フォスター!かと思いきや、代わってジュリアン・ムーアです。

ジョディのイメージが強すぎて、すごい違和感があります。

レクター博士はボケて間違えたんじゃないか、と(笑)

 

そしてゲイリー・オールドマンはぶっちゃけ誰かわからない状態で登場。

もはやどこにゲイリー要素が(笑)

 

結局のところクラリスもレクター博士に惹かれてるんですよね。それは恋愛の状態とかじゃなく。

自分を認めてくれる人物でしょうか。

とにかくレクター博士曰くクラリスは幼少体験がトラウマになっていますからね。

どこかで父性や愛を求めているのかもしれません。

 

「(500)日のサマー」

ジョセフ・ゴードン=レヴィット ズーイー・デシャネル主演 マーク・ウェブ監督

 

【あらすじ】

グリーティングカードの会社に勤める青年トムは、運命の女性サマーと出会う。ふたりは徐々に距離を縮めていくが、サマーには独自の価値観があった。

 

【感想】

不思議な映画です。ポップながら、恋愛映画のようで恋愛映画ではない。だけどどこか恋愛映画。

「もうこの人しかいない!」っていう経験は誰しもがあると思います。

自分はこんなにも愛しているんだから、彼女もきっとそうだろう!なんて考えちゃいますけど、やっぱり価値観って違うんですよね。

 

主人公のトムは日本と同じく、気弱で現代の草食系男子。

一方のサマーは古い価値観にとらわれない自由奔放な女性。決してビッチというわけではないですけど、独自の価値観を持っているために、束縛されることを嫌います。

トムとサマーはお互いの時間を共有していきながらも、ところどころ価値観のずれに気が付きます。

 

この映画では基本的にトムの視点で語られます。

だからサマーの心情というのはわからないんです。

サマーは自分に気がある、という自信も視聴者に共感できるようにしてあるからこそ、最後の展開に唖然とするんですよね。

え?トムのこと好きじゃなかったの?と

サマーはトムのことは好きなんです。

だけどそれはトムの好きと違ったわけです。

 

現実もこんなもんですよ。

なかなかロマンティックな恋愛ストーリーなんてないわけです。

だけどどこかで男は運命を信じちゃうんですよね。

 

最後に「オータム」という女性が現れたのは粋でしたね。

夏が去って、秋がくる。

 

「金融呪縛列島」

役所広司 椎名桔平 仲代達矢主演 原田眞人監督

 

【あらすじ】

バブル崩壊後の日本。朝日中央銀行(ACB)に300億円の不正融資の疑いがあがり、東京地検特捜部は捜査に踏み切る。総会屋グループの小田島と繋がっていた取締役は辞任し、次の頭取をどうするか考えている時、企画部の北野を筆頭にミドル4人は闇社会との切り離しをするために奮闘する。

 

【感想】

恐らく疲れている時に観るには混乱する映画です(苦笑)

前に流行った半沢直樹ほどわかりやすくもないし、事情がとにかく複雑。

だけども重厚な社会派ドラマが描かれていますし、未だに続く日本の呪縛でもあります。

 

未だに日本では上の言うことは絶対で、口をはさむことはタブーのようになっていますよね。

どんなに上司が無能であっても、それについていかないといけない。

そうしたある意味で日本の社会の呪縛というものがあります。

そこを改革していこうとしたのが、主人公北野たち4人です。

全員40代ということもあり、中堅で、キャリアを積んできた人たちばかりです。

これがあまりにも若すぎると突っぱねられるし、年寄過ぎると時間がない。

だからポストとしてもちょうどいい立ち位置なんですよ。

 

闇社会との闘いは並大抵の度胸ではできません。それこそ命懸けです。

そんなリスクを負ってまで成し遂げられるか?そうした使命感が今の日本人にはないのかもしれませんね。

 

役者も日本を代表するような方々の、特に脂ののった時期の演技なので、それも見どころです。

 

「Taboo」

ロザンナ・アークエット アンドリュー・マッカーシー フランク・ランジェラ主演 ブルース・ワグナー監督

 

【あらすじ】

ガンに侵されて余命いくばくもないTV番組のプロデューサーと、夫の浮気を気づかないふりをする妻、それに売れない俳優の息子。死と直面した彼らは…。

 

【感想】

正直わかりにくい。

登場人物がとにかくわかりにくいし、物語もわかりにくい。

難解なドラマってわけじゃないんだけども、話があちこちに飛んで行って始終「?」状態。

 

デヴィッド・クローネンバーグが製作総指揮をとっていたから借りてみたけど、うーんもうちょっとわかりやすく作ってほしかった。

ユダヤ教の独特の儀式で死を意識する女性だったり、エイズにおかされた女性を愛した男だったり、がんを宣告された老人のセックスだったり。部分部分しか憶えていないのが個人的にも残念。

author:トモヤムクン, category:-, 13:07
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