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雷雨決行
クロマニヨンズのニューシングル、「雷雨決行」!!!!

買って聴いてみたけど、今回のシングルは本当にカッコいい!!
「ナンバーワン野郎」も良かったし、クロマニヨンズのシングルにハズレなし

特にこの「雷雨決行」は歌詞が良かった!
何というか、クロマニヨンズはシンプルなんだけど、抽象的な歌詞が多いんだよだけど、今回はシンプル且つストレートに伝わってくる歌詞だった
ただ、この手の曲はマーシーが作ったのかな、と思いきや、ヒロトなんだね

カップリングの「コロッケ定食」も良かった!!
何だか、サウンドが懐かしいんだよ
「だんだんよくなる」

そして初回特典のDVDの「ナンバーワン野郎」のスタジオライヴ
相変わらずどこであろうと全力でロックする姿はカッコいい!!
それに久しぶりにヒロトの坊主姿が見られたし
それにしても坊主の方がより若々しく見える
ただ、一曲なのは物足りないかな

来年のアルバムも楽しみだ
author:トモヤムクン, category:CD&DVD, 23:09
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斉藤和義 【45 STONES】
斉藤和義のニューアルバム、「45 STONES」買ったよ!!


しかも初回限定盤だから「USTREAM」の音源付き

まだじっくり聴いてないけど、一曲目の「ウサギとカメ」が気に入った!
あと、「虹が消えるまで」はじわじわくるし、「ボクと彼女のロックンロール」はオーソドックスなロックンロールで僕好みで、二枚目の「満男、飛ぶ」は良曲!

全体的に痛烈なメッセージがあるね
基本的に70年代以降から音楽は社会に対する力が弱くなった気がする
けど、この作品を聴く限りまだまだ音楽の力は捨てたもんじゃないな、と

せっちゃんは真のロックンローラーだよ

さて、もう一度聴くか
author:トモヤムクン, category:CD&DVD, 21:01
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en DVD その他
稲葉浩志のソロツアー、en兇裡庁孱帳

武道館公演だよ
正直、僕が行った千秋楽を映像化して欲しかったけど、他の公演の様子を知ることができて良かったです(特に「エデン」は千秋楽で演奏してなかったから)

やっぱり自分が行ったライブが映像化されるのは良いね〜
あの興奮が蘇ってくるよ

自分が行ったライブと云えば斉藤和義のライブDVDも出るね
東京二日目で、しかも「いたいけな秋」が聴けるから買わなくちゃ
貧血コースが再び
DVDを観て倒れる人がいるんだろうか?(笑)
「罪な奴」の映像ももう一回観たい!
さて、東京ではどんな下のトークをしたやら(笑)

後はBON JOVIやAC/DCなんかも映像化して欲しい
author:トモヤムクン, category:CD&DVD, 00:08
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今月のお買い上げ♪

小学校、中学校、高校時代と漁るようにCDを買っていたけども
最近はあまり買わなくなったね〜
と言っても一般的にはそれでも買ってるほうなのかもしれないけど

そんで、10月から年末にかけてのこの期間は色々CDがリリースされるシーズン
そんなわけで、僕がお買い上げしたものは・・・・・


まず始めはザ・クロマニヨンズの「Oh!um bobo」
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クロマニヨンズは毎年一枚は出してるね
ただ、なんとなくライブがしたいがために出しているようにも思えるけども(笑)
それにしても、彼らの音楽性はぶれませんね
商業主義を目指さず、常に「これが俺たちだ!!誰にも文句は言わせねえ」と言わんばかりに、自分たちのスタイルを貫くのは好感が持てるね
今回のアルバムもまたいい意味で一貫してクロマニヨンズ
それと毎回思うのがシングル曲はハズレがないね
でも今回のタイトルは一番ユニークかも
「オートバイと皮ジャンパーとカレー」
オートバイのイメージはヒロトだから、ヒロトの曲かな?と思いきや、マーシーの好きなカレーも入ってる
一体どっちの曲なんだろうと思ったら、マーシーの曲なんだね
どちらかと言えばヒロトの曲かと思ってた
けど、短い時間の中でロックンロールしてるね
これがOPっていうのも納得
「伝書鳩」も「東京ロージー」のようにカッコいいし、「あったかい」は個人的にツボ(笑)
曲もいいんだけど、最後の「ホット!ホッター!!ホッテスト!!!」が良い!!
ライブでは盛り上がるよ、あれ
「底なしブルー」も「渋滞」のようにヒロトのブルースハープがカッコよく、「多摩川ビール」はどことなくブルーハーツ時代の「DUG OUT」に通ずるようなアコースティックの音
しかも、Bメロかな、ハイロウズの「夏なんだな」とほとんどいっしょ(笑)
「ひらっきぱなし」はCMで流れてたけど、イントロは「ギリギリガガンガン」かと思った(笑)
「7月4日の横田基地」では歌詞の中でギターがでてきて、「ボンジュールロマン」もヒロトらしいキャッチーな曲
最後の「南南西に進路をとれ」は是非ライブで聴きたい曲だね
全員で歌ってるのかな?
この合唱がすごくいい

DVDも良かった!!
特にヒロトとマーシーの熊のアフレコが笑えた(笑)
あれアドリブなんかな?
あといつものスタジオライブも良かった!!

今回も良作
けど、今回はライブに行くかどうかは微妙なところ

そして
「ARE YOU READY」斉藤和義
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今回のアルバムは個人的には結構好き
なんだかポップな感じもあるけど、魅力的なナンバーも多い
ライブ映えする曲もあるしね
実はライブに行けなかったんだけども、なんと知り合いがチケットを譲ってくれました!!
そんなわけで、11月27日、土曜日、ZEPP NAGOYAへ行ってきます!!!!

さて、一曲目の「Are you ready?」からカッコいいね
この緊張感のあるイントロはライブの一曲目に良いね
「罪な奴」は個人的に大好きです!!
歌詞が赤ちゃんをあやすようなものなのに、せっちゃんが歌うとロックになるんです
そして何よりコーラスが豪華!!
クロマニヨンズのマーシー、俳優の妻夫木聡、リリー・フランキー、大森南朋等、なんとも豪華!
特にマーシーのあの声は際立って聞こえるね(笑)
そして大ヒットシングル「ずっと好きだった」も収録されているし、ポッキーのCMでお馴染みの「Stick to fun!Tonight!」も収録
そして「Small Stone」から「名前を呼んで」まで聴かせる曲もあり
そして次の曲が一番意外だった
「いたいけな秋」、ラップに関してあまり肯定的ではなかったはずのせっちゃんは今回ゲストを招いてラップに挑戦
しかし、これがまたカッコイイんだ!!
もう音楽好きのツボを押さえたような歌詞がクール
それになんと、途中「幸福な朝食 退屈な夕食」が登場!!
あのバックの演奏に、これはオリジナルよりカッコイイかも
これライブで演奏できるんかな?
「黒塗りのセダン」ではブランキー・ジェット・シティの中村達也がドラムで参加し、イントロではいきなりドラムを叩いているんだけども、まるでドラムが歌っているよう
そして最後の「Don't cry baby」もしっとりと聴かせてくれる
しかも色んな夫婦が歌詞がいいね

そしてこの「和とロック」も良かったですね
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author:トモヤムクン, category:CD&DVD, 15:56
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Anvi!!l The Story of Anvil(アンヴィル!夢を諦めきれない男たち)

この映画を見るまでヘヴィメタルが大嫌いだった

しかしこれは、今まで見たなかでももっとも心を揺さぶられた映画だ!



ダスティン・ホフマンがそう言えば


可笑しくて、美しくて、感動的!

これは信じ難いほど素晴らしい友情の物語だ!


とキアヌ・リーブスが賞賛した


誰もが賞賛し、拍手を送った映画


「アンヴィル!夢を諦めきれない男たち」

とうとう見ることができました〜♪
これ前から凄く見たくて見たくて、発売日まで待てなかったんです
初めてだよ、映画を映画館で見ず、レンタルもせずに、即DVDを買って見たのは
もう前評判通りの最高のドキュメンタリー映画だった!!
笑えて、泣けて、そして感動して
こんな映画は久しぶりだよ!!
正直なところ、マイケルの「THis is it」より、こっちのほうが好きかな
これは是非日本人に見てもらいたい
この映画は日本で初めって、日本で終わってるんです
日本人が見たら、思わず涙ぐんでしまうようなところがあるよ
この映画の本質は彼らのドキュメンタリーだけども、日本人から見たら、日本とアンヴィルの絆のようにも捉えることができるよ

とにかく、こんなオヤジになりたいね!!
どんなに年老いても、どんなに辛い現実を突きつけられても
直向きに前を向いて、信念を貫いて、葛藤して、ケンカして、友情を確認し合って、夢を語って
そしてとにかく音楽を愛していて
もう、歳とか関係ないよ
いろいろなことに、人として共感できる部分があって
この映画を見ている最中も何度胸が詰まったことか
生きているうちはすべてがチャンスなんじゃないか、と


多分、アンヴィルって、この映画以前はあまり知られてないと思う
僕自身もただ84年にスーパーロックに来てたらしい、ということしか頭になく、まったく音楽は聴かなかった
アンヴィルはカナダで結成されたバンドです
当時としてはヘヴィで圧倒的なパフォーマンスはメタリカやスレイヤー、メガデス、アンスラックスといったBIG$、日本で言うところのスラッシュ四天王に多大な影響を与えたバンド
ラーズもインタビューでアンヴィルがいなかったらメタリカはなかったと語ってた
84年にアンヴィルはホワイトスネイク、MSG、ボンジョヴィ、スコーピオンズというそうそうたるメンバーとともに来日してるんです
その時はスコーピオンズもホワイトスネイクもMSGも全盛期の時であって、ボンジョヴィも当時は前座扱いだったけど、徐々にブレイクしていって、今では世界に誇るバンドに成長
予告でもあったように、他のバンドはそれぞれ驚異的なアルバムのセールスを記録していて、今なお第一線で活躍してるバンドばかり(スコーピオンズは解散するけど)
けどアンヴィルは日の目を見ることなく、陰に潜んでしまいました

普通、CDは売れない、観客はいない、お金はない状況だったら、音楽をやめてしまいます
でも、今もリップスとロブの二人はずっと演奏し続けてるんだよ
50代になってもロックスターになるために

(リップス)ロックスターになるんだ。バカな夢だが、絶対かなえてやる!

リップスは普段給食の宅配、ロブは建築作業員をしてる
家族を養うために
けどやっぱり音楽が好きなのが本当に伝わってくる

特にリップスがツアーをすると聞いた時のあの嬉しそうな顔
本当に心から音楽を愛している人なんだな、と


あと、ツアーにでて、いろんな人とリップスが対面して話し合うんだけど、マイケルが・・・・(笑)
あの場面は思わず笑っちゃった
マイケルらしいといえば、マイケルらしいけど(笑)


あとヨーロッパツアーにでては、いろいろメンバーやプロモーター、マネージャー、といろいろ衝突があります
お金のトラブルだったり、電車に乗り遅れたり
それにしても観客が本当に数人というところでも彼らはやってるんです
一室じゃないかと思うようなハコで
一万人収容と言われてる場所で行われたフェスも約170人の観客
散々なツアーだったけども

(リップス)(ツアーは失敗だったけど)後悔はしていない

あとメンバーの家族も心の内を語っています
呆れていたり、応援していたり、心配していたり
この映画の見所の一つです

(リップス)誰もが年を取る、それが現実だ。時間が戻ることもない。腹は出て、顔の肉は垂れ、髪は抜け、時間はなくなる。だから今やる。

(リップス)今から20年後、30年後、40年後には終わりなんだ!!

(ロブ)やるしかない。俺たちみんなできるときに、やらなきゃならない。生きているうちに


リップスとロブは兄弟のような関係だけど、大げんかをします
大げんかをしたあとの会話が凄く胸にグッときました
涙ながらに謝るリップスの不器用な部分が本当に人間味があっていいです
それを堪え忍んで、彼を支えてきたロブ

もうこの二人の絆は凄いの一言

こういう友人を持つべきなんだね
例え、何人、何十人友達がいようとも、その中で一人や二人、大切に思える友人がいればいいんだよ


そのあとから日本が関わってきます

もうこのシーンから本当に涙がでた

日本からのオファーが来たときのリップスの隠しきれない嬉しそうな顔

(リップス)努力が実ったよ

そしてラウドパークの出演に向けて、日本に訪れたアンヴィル
日本に来たはいいけど、今までのように観客がまったく入っていないんじゃないか、という不安に襲われる
その心境を跳ね返すような、日本のファンの声援を聴いた瞬間、アンヴィルだけでなく、僕まで感極まっちゃって
もう日本人でいられたことが、ここまで誇らしく思えるなんて
特典映像のほうだったけど、泣き崩れる日本人のファンがいて
アイアンメイデンのドキュメンタリーでも泣き崩れてた南米のファンがいたけど、日本にも直情的な人もいるんだね
そのファンの人に対して、アンヴィルも驚いていたし、監督もそのファンに感激したのか、ともに抱き合ってた

そこで映画は終わるんだけど、見終わった後の口では説明できない心に残るものがあって

とにかくこの映画は良かった

大衆的というよりは一人一人が何かを感じて欲しい映画

もう今朝からずっと「Metal on Metal」を聴いてるよ

夢って見るのは簡単だけど、叶えるのは本当に難しい
どんなに技術があっても、どんなに才能があっても
タイミングとチャンスを逃したら、大物魚は一生逃げてしまう

挫折して、現実を突きつけられて

それでも立ち向かう人が本当に夢を叶える人

この映画で僕も

何か一つでも大きな夢を抱いて、そしてぶつかっていきたい

もうとにかくアンヴィル最高だ!!!!!

(リップス)いい曲を書くだけじゃだめだ。大事なのは考え方だ。何に満足して、何に妥協するか、人生を楽しんでるか。それこそが重要なんだ。人生で最も大切なのは人との関わりだ。


(リップス)30年間音楽を続けてこられた。自分のしてきたことに満足してる。恥じることなどなにもない。誇りを持ってる


author:トモヤムクン, category:CD&DVD, 22:46
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「SLASH」Slash

久々にCDとDVD買いました♪


スラッシュのソロアルバム「SLASH」とずっと前から見たかったアンヴィルの映画です

アンヴィルのほうは別に書くんで、とりあえずスラッシュのほうを

「SLASH」
1    Ghost feat Ian Astbury(The Cult)
2    Crucify The Dead feat Ozzy Osbourne
3    Beautiful Dangerous feat Fergie(The Black Eyed Peas)
4    Back From Cali feat Myles Kennedy
5    Promise feat Chris Cornell
6    By the Sword feat Andrew Stockdale(Wolfmother)
7    Gotten feat Adam Levine
8    Doctor Alibi feat Lemmy(Motorhead)
9    Watch This feat Dave Grohl(Foo Fighters)/Duff Mckagan
10  I Hold On feat Kid Rock
11  Nothing to Say feat M Shadows(Avenged Sevenfold)
12  Starlight feat Myles Kennedy
13  Saint feat Rocco De Lucca
14  We're All Gonna Die feat Iggy Pop 
15  SAHARA feat 稲葉浩志(B'z)


まず感想から言わせてもらうと、予想以上にクールな作品でした!!
これだけ豪華なメンツがいて、しかもそれぞれ個性の強いアーティストが集まってしまうと、なんとなくまとまりのないアルバムになってしまうんじゃないか、と思っていたけど、一つ一つがコンセプトに沿っているようで、一つのアルバムになってる
フタを開ければスラッシュ節ながら一曲ごとに変わっていくボーカリスト達が色とりどりで飽きさせることなく聴けます

さてさて、今回は輸入盤ではなく、国内盤を買いました
輸入盤はね、アリス・クーパーや稲葉浩志の「SAHARA」の英語バージョンが収録されてるんだって
本当はそっちのほうが値段も安いし、ボリュームもあって、お得なんだけど、やっぱり訳詞とDVDが付いてたからこっちのほうを買いました

それにしても凄いよね、メンバーが
オジーにレミー、イギーにデイヴ、キッド・ロックにM.シャドウズ、そして日本の稲葉浩志ですよ
スラッシュの人脈って凄いね

さてさて、曲はですね、どれも強烈です
基本メロディ自体はスラッシュ色に染まってるんだけど、歌い手が違うだけで、雰囲気もがらっと変わります
不思議なんだよね
例えばオジーと共演した曲はイントロだけ聴けば、スラッシュらしいエモーショナルなギターで、ガンズにあっても、VRにあってもおかしくない曲だけど、オジーが歌い出したら、まるでオジーの持ち歌みたいになる
かといって、オジー色に染まりきってるんじゃなく、スラッシュの色を基盤としながら、自分の色を出してる感じ
だから凄くバランスが良いというか、曲と人選が適応してるんだね

まだ全部じっくりと聴いたわけじゃないから、詳しい感想は書けないけど、さっきも書いたように率直に最高にクール
やっぱりスラッシュのリフって良いよね
心地よいハードロックテイストで

とりあえず聴いた中で一番グッときたのは、レミーと共演した「Docotr Alibi」ですね
曲を聴くときって個人の偏見が入っちゃうけど、僕はこれがオススメです
レミーのクセの強い声とどう共演するのかな、と買う前から興味があって
実際聴いてみたら、面白いことに、モーターヘッドらしくもなく、かといってレミーの個性をつぶさず、最大限に生かしたようなメロディ
特にギターソロが終わった終盤のレミーの押しつぶしたようなだみ声は鳥肌もの

あとは意外だったのがデイヴとダフが共演した「Watch This」がインストだったこと
デイヴが歌うものだと思ってたから、ちょっと肩透かし喰らっちゃった
でもそれを除けば、インストとしてはとてもヘヴィでクールな曲
インストだから、つまりデイヴがドラムをやってるんだろうね
デイヴのドラムカッコイイよね
今やってるThem Crooked Vulturessでもドラムを叩いてるから、是非見てみたいね
この曲聴いてると、三人のジャムが目に浮かぶよ
想像するとそれがまたカッコイイんだな


そして日本人にとって誇りに思うのは、やっぱり稲葉さんが歌う「SAHARA」だろうね
今回のは日本語バージョンだけど、カッコイイですよ
稲葉さんが歌うけど、まったくB'z色に染まっておらず、何だか不思議
やっぱりB'zって松本さんと稲葉さんでB'zなんだね
それにスラッシュに合わせてか、この曲のキーは高い

初っぱなからスラッシュのギターと稲葉さんが歌が炸裂ですよ
歌詞もおもしろいですね
普通に洋楽にありそうな歌詞ですよ
それを日本語で表現するのって難しいんだよね
だから稲葉さんの作詞能力は評価したいです


こうやって聴いてみると本当に面白いアルバム
サマソニで来日してくれるみたいだけど、是非単独も!!

そしてVRでも来日してほしい

ヴォーカルは誰になるのかはわからないけど、スラッシュのギターを生で拝みたいです

author:トモヤムクン, category:CD&DVD, 22:45
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「Appetite For Destruction」 Guns N' Roses

「Appetite For Destruction」  Guns N' Roses

1  Welcome To The Jungle
2  It's So Easy
3  Nightrain
4  Out Ta Get Me
5  Mr. Brownstone
6  Paradise City
7  My Michelle
8  Think About You
9  Sweet Child O' Mine
10 You're Crazy
11 Anything Goes
12 Rocket Queen

 08年とうとう発売された「Chinese Democracy」。何度も発売が延期になるたびにファンは大きなため息をつくと同時に、ガンズだから仕方がないかというような諦めもでてきていた。発売の噂や誤報が飛び交うなか、とうとう08年に姿を現したニューアルバム。僕自身、手に取るのが恐い気持ちがあった。待たされた分、余計な期待と不安があり、買ってもしばらくは聞くことができなかった。そして、ようやく手に取り、聞いた瞬間、不思議なことに期待と不安はどこかに飛んでいった。思って以上に悪くはないけど、かといって歴史を変えるような名盤というわけではない。でも、僕はこのアルバムをとても好意的に捉えている。比較的メロディアスな楽曲が多いけど、期待を裏切らないメロディはさすがはアクセル・ローズと言わんばかりのもの。しかし、かえってそれがアクセルのワンマンバンドのように感じてしまう。もちろん、バンドの演奏技術は非常に高い。ただどうもグルーブ感にかけ、どこかバックバンドの印象を受けてしまう。それでも、このアルバムは素晴らしい作品には違いない。
 このアルバムを聴いたあと、東京ドームのライブDVDを見た。92年の「Use Your Illusion World Tour」による来日公演の映像で、残念ながら「Use Your Illusion記供廚鮑埜紊肪β爐靴討靴泙辰織ぅ検次Ε好肇薀疋螢鵑六臆辰靴討い覆い韻鼻▲好薀奪轡紂▲瀬奸Ε泪奪吋ぅン、そしてアクセルの勇姿の姿を見ることが出来る。この公演を見てると、やはりガンズにはスラッシュやダフ、イジーがいないと、と思ってしまった。
 オリジナルメンバーでのガンズはもう二度と見られないと言われている。メンバー間の確執、特にアクセルとスラッシュの間には大きな溝のようなものがあり、修復は不可能とまで言われている。アクセルはインタビューで「再結成する前に、俺たち2人のどちらかが死ぬということだ」とまで言っている。それでもガンズファンはオリジナルの再結成を待ち望んでやまないだろう。それまでは彼らのレコードを聴いて、待つしかないのかもしれない。
 特にオリジナルメンバーによる、デビューアルバムにして最高傑作と呼ぶに相応しい、今回紹介するアルバムは、まったく捨て曲なしの名盤。彼らの登場はロック界に激震を及ぼしたはずだ。これが新人が出したアルバムなのか!と耳を疑いたくなるような、曲の完成度は当時としては大きな衝撃であっただろう。未だにこのアルバムからの曲は非常に人気が高く、ライブでも半分以上が頻繁に披露されている。これぞオリジナルガンズのなせる技だろう。
 とにかく彼らは個性的。低音から高音まで自由自在に声を操ることの出来る、アクセル、エモーショナルなギターと独特なスタイルでギターヒーローの名を欲しいままに手に入れているスラッシュ、このファーストアルバムのほとんどの楽曲の作曲に貢献した才能、そして圧倒的な存在感を魅せ、ワイルドな演奏をするリズムギターのイジー、その長身から繰り出されるパワフルかつ骨太なメロディラインを奏でるダフ・マッケイガン、ガンズのオリジナルドラマーであり、お世辞にも世界最高のドラマーとは言えないものの、エネルギッシュなドラムとグルーブ感を持つスティーヴン・アドラー。この5人が初めて揃って、オリジナルメンバーとなる。

 「You know where f※※k you are?」とけたたましく叫ぶアクセルの声が聞こえると、たちまち観客は檻の中の獣のように叫び、ボルテージは最高潮まで上がっていく。未だにライブで演奏されるたびに、この曲は熱狂的に迎えられる。
 世紀の名曲はガンズの幕開けに相応しい第1曲目となった。ディレイのかかったギターが反響し、こだまする。そして爆発したようにこの曲は始まる。一体何度この曲を耳にしただろうか、数えることも不可能なほど聞いた。荒削りな音ながらも、それが逆に生々しくカッコイイ。ツェッペリンやエアロスミスを彷彿させるスラッシュのリフやソロはまさにギターヒーローと呼ぶに相応しいもので、この頃から自分自身の音を持っている。何より二回あるギターソロがそれぞれ違った味わいがあり、とてもカッコイイ。そしてイジーのリズムがまた絶妙。どうしてもスラッシュの陰に隠れてしまうイジーだけども、この曲での彼のギターは素晴らしいもので、評価されるべきものだ。そしてなんと言ってもアクセルの強烈なボーカルは当時としては衝撃的だったのではないだろう。お世辞にも綺麗で美しいとは言えないが、だみ声で変幻自在な七色の声、そしてハイトーンボイスは聞く者を圧倒する存在感がある。この曲でそれがよく分かるだろう。類を見ない彼のボーカルはたちまちこの曲で生かされ、アクセル・ローズの名を世界に知らしめた。本当に非の打ち所がまったくなく、欠点を見つけようとしても、素晴らしいところばかりしかでてこない。
 タイトルの「Welcome to the jungle」とは都会のことを歌っている。都会は楽しい楽園であると同時に危険な場所であると歌っている。ジャングルとは巧く表現したものだ。
 僕もこの曲はよくコピーしていた。リフやソロはそう難しいものではない。でも、いくらスコア通りに弾けてもあのスラッシュの音はまったくでないのだ。彼の場合はテクニックだけでなく、独自のフィーリングを持っている。一度、この曲を高校の時の先生と録音したけど、原曲には遠く及ばないものだった。先生のベースもなかなか巧く、ダフのパートは完璧だった。なのに、録音した音源を聞いてみるとまったくの別物のように感じた。ガンズのグルーブ感というのは、やはり彼らだけしか出せないものなのだろう。
 ダフの印象的なベース音から始まる2曲目。この曲を聴いてまず驚くのがやはりアクセルの声だろう。歌い出すアクセルの声は1曲目とはまるで別人のように低く、一度聞いただけじゃ一体誰が歌っているの分からないほど。僕自身、初めて聞いた時はイジーかダフが歌っているのだろうか、と思っていたけどそれは違った。サビに行くにつれ、徐々にアクセルの声になっていく。アクセルの変幻自在な七色な声はエアロスミスのスティーヴン・タイラーをも上回るものではないだろうか。とてもクールな曲で全体的に無駄のない作りになっている。
 3曲目はDVDでもオープニングとしてこの曲が演奏された。この曲は最高にカッコイイ曲の一つ。何より、注目すべきはスラッシュの疾走するギタープレイ。ブルージーかつエモーショナルなギターは、どんなに長いソロでも飽きさせることなく聞かせくれる。特にフェイドアウトしていくところは余韻がいつまでも耳に残る。
 4曲目もまた最高のロックンロールを聴かせてくれる。正直なところ、この曲のスタジオ盤は全体的に地味な印象を受けるけど、ライブで聞くとまた違うのかもしれない。しかし、ここで聞けるギターリフはとても印象的だ。
 5曲目は「It's So Easy」と同じく低音ボイスのアクセルの声が魅力的。そしてなんと言ってもギターが最高にカッコイイ。イントロのミュートしながら入る部分は鳥肌もの。特にイジーのバッキングプレイが素晴らしい。
 僕はスラッシュと同じくらいイジーを尊敬している。正直言うと、最初に好きになったのはスラッシュよりイジーのほうだった。キース・リチャーズのように狂気に満ちた危険な雰囲気と何事にも縛られない、放浪する様は僕にとってはとても格好良く写り、これぞロックミュージシャンだと思ったことがある。それにリズムギターでありながら、あの存在感は凄い。この曲でもイジーは強烈な存在感を知らしめてくれている。
 余談として、某テレビ番組では空耳の曲として取り上げられていた。最後の部分が「兄貴の〜、位牌」と聞こえるのだそうだ。僕も一度じっくり聞いてみたら、本当にそう聞こえて、思わずキョトンとしたあと笑ってしまった。アクセルの口から、まさかそんな言葉が聞けるとは思っていなかったからだ。
 6曲目はこのアルバムの中で1,2を争うくらい大好きな曲。イントロでは美しいアルペジオのギターとサビのコーラスは素晴らしい。とてもキャッチーなメロディで始まったかと思いきや、すぐにガンズ節が炸裂。強烈なリフとアクセルの声、そしてサビはもちろんキャッチーで思わず口ずさんでしまいそうになる。この曲ではスラッシュの活躍が著しい。特にギターソロは圧巻だろう。前半はエモーショナルに一音一音を丁寧に弾いたソロ、そして後半になると激しく疾走するソロが展開される。これは間違いなく名曲。
 そしてなんと言ってもこの曲のPVはカッコイイ。この曲に限らず、ガンズのPVは見る価値がある、素晴らしいできのものばかりで、特にこの曲のPVは僕のお気に入り。ライブ映像とドキュメンタリーのような映像が組み込まれていて、PVとは思えない仕上がりになっている。この曲はPVと共に見ながら、聞くに限る。
 7曲目のイントロはとてもメランコリーなメロディが展開したかと思うと、すぐさまリフが炸裂する。これは本当にカッコイイ曲で、特にサビの部分は疾走し、とてもキャッチーなメロディ。あくの強いボーカルとギターがまたクセになる。
 8曲目はスピード感がある曲。あまりライブでは披露されたことがないようだけども、僕としてはとても好きな曲。これはかなり格好良く、どこかポジティブの中に哀愁のあるメロディで「My Michelle」からこの曲、そして次曲に繋がるメロディは素晴らしい。特にサビのアルペジオは本当に美しい。そんな流れを次の曲へ。
 ガンズの名曲はここにもある。そう知らしめるようなこの曲の存在感は群を抜いてずば抜けている。明らかに他の曲と違ったこの曲は良い意味で異色だろう。
 ギター小僧なら誰もが一度は弾きたいと思ったであろう、印象的なスラッシュのイントロから始まる9曲目。今まで荒々しく、疾走感のある曲ばかりがプレイされてきたが、この曲は少し違って、優しく、繊細なメロディが印象的。今でこそ、ガンズのアルバムにバラードは珍しくないのだけど、このアルバムの中では唯一のバラードソングになる。後に発表される「November Rain」のように壮大で豪華ではないものの、世界観は独特なものがあり、まさにバラードの真骨頂とも言うべき曲。特にドラマティックな展開が素晴らしい。最初はとても優しくソフトなメロディが印象的だったけども、後半になると転調しスラッシュのギターが泣かせる。なんて素晴らしい曲なんだろう、と心に染みた。ここまで楽器で表せるものだろうか。この曲を聴くたびに、この曲の世界観にどっぷりつかりたくなる。名曲というだけあって、その名に恥じない曲。
 僕にとっては思い入れのある1曲でもある。この曲と出会ったときの衝撃は「Welcome to the jungle」と同じくらい衝撃を受けた。しかし、「Welcome to〜」とは違い、脳天を打つような激しい衝撃ではなく、心に突き刺さるようなものだった。メロディがここまで胸に入ってくるものだろうか、と当時も今も感慨深いものがある。
 10曲目はまさにタイトル通り。狂ったように疾走し続けるメロディがたまらなくカッコイイ。そしてアクセルもとてもエネルギッシュで、息をつかせない。アコースティックバージョンもなかなか良いのだけれども、やはり原曲を聴いて欲しい。
 11曲目はとても魅力的な1曲。個人的にこの曲のイントロとリフは評価している。しかし、あまり目立つことない曲だけに、ガンズが好きな友達に聞いても「そんな曲あったっけ?」と言われてしまった。しかし、この曲の存在感はかなりものだと思う。とても凝ったメロディが新鮮でカッコイイ。
 12曲目はスティーヴンのリズミカルなドラムから始まる。そしてダフのベース、スラッシュ、イジーのギターが入っていく。この曲には物語のように二部構成がある曲で、この展開には僕も驚いた。まるで推理小説で言うところの、犯人は別にいたような、そんなどんでん返しな展開なのだ。前半はこれぞロックンロールと言わんばかりのメロディ。と、思いきや後半になるにつれ、とてもキャッチーなパワーバラードのような曲調になっていく。激しく、そして美しいこの二部構成はこのアルバムのラストを締めるに相応しい曲だろう。

 現在、スラッシュ、ダフ、マット・ソーラム(スティーヴンの後任ドラマー)はヴェルヴェットリボルバー(以下VR)で活動している。VRはVRでとてもハードなロックを演奏しており、何より、スラッシュ、ダフ、マットの三人が見られ、演奏が聴けるだけでも、ガンズのファンも嬉しい限りだろう。実際のところ、僕も「Chinese Democracy」が発売されるまでは、ずっとVRばかりを聞き続けていた。VRの音楽はガンズに通ずるものがありながら、独自に発展していっている。しかし、スラッシュが好きでもある僕はVRを応援しつつも、心のどこかで和解し、再結成してほしいと願っているのかもしれない。それは本人達にしてみれば余計な考えかもしれないけども、やはりファンならオリジナルの再結成が見たいものだ。何度再結成の誤報が流れ、喜び落胆したものか。
 今やガンズはアクセルの孤城となっている。時折、アクセルの親友でもあり、オリジナルメンバーのイジーが飛び入り参加することはあるが、それでも数公演でしかない。
 そんなガンズが12月に来日する。正直なところ、行くファンは複雑な気持ちだろう。ガンズの音楽は大好きだし、アクセルの声が聞きたい、しかしそこにはスラッシュのギターもイジーのギターもなければ、ダフのベースもない。彼らの不在が浮き彫りになるだろう。
 しかし、アクセルがいる限りはガンズは永遠に不滅なのだろう。アクセルの声なくしてはガンズではない。例えギターがスラッシュでなかろうとも、アクセルが歌えばガンズなのだ。
 もし12月の来日公演で、名古屋が追加されるのなら、一度行ってみたいと思う。

(※「Appetite For Destruction」の裏ジャケットより)

author:トモヤムクン, category:CD&DVD, 20:05
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「Master Of Puppets」 Metallica

「Master Of Puppets」  Metallica

1  Battery
2  Master Of Puppets   
3  The Thing That Should Not Be
4  Welcome Home (Sanitarium)
5  Disposable Heroes
6  Leper Messiah
7  Orion
8  Damage, Inc.


 重く切り刻むようなリフ、野生の獣のような野太い咆哮、攻撃的なサウンド、メタルにとどまらない幻想的な世界観、そしてスラッシュ四天王の重鎮にして、先駆者であり、今なおメタル界の頂点に君臨するメタリカ。
 80年代にデビューしたメタリカ。その攻撃的でスピーディーかつラウドなサウンドはNWOBHMの流れを受け継ぎながらも、その独自に発展させたサウンドであり、スラッシュメタルと呼ばれるようになる。彼らの人気は決してコマーシャルによるものではなく、ツアーを重ね、ファンの間の口コミによって人気を博した。初期の頃にはあのメガデスのデイヴ・ムステインも所属していたのは有名な話だ。デイヴがメタリカと決別したあと、彼が作ったメガデスもまた、メタリカに負けず劣らずの攻撃的なサウンドとラウドなロックをし、今ではメタリカと肩を並べ、スラッシュ四天王の一つである。
 しかし、これほどまで商業的に成功しているメタルバンドもそういないだろう。特に「Metallice(通称ブラックアルバム)」は全世界で売れに売れ、メタリカの知名度を不動のものにしたのは言うまでもない。このアルバムの成功によって世界的なモンスターバンドへと成長し、それ以降のアルバムも売れに売れた。しかし、そういった姿勢に難色を示すファンも少なくない。同じスラッシュ四天王のスレイヤーにでさえ「メタリカは死んだ」と言われるほどだ。初期のようなスピーディーでラウドな曲を好むファンは多い。特に1〜3までのアルバムを好んで聴いているのではないだろうか。荒削りながらも攻撃的でスピーディーな1st、徐々にその才覚を表してきた2nd、そして今回紹介する名盤の3rd。
 この3rdアルバムは未だに根強い人気とともに歴史的な名盤とまで言われている。なぜそう言われているのかは聴けば分かることだろう。ここにはメタリカの素晴らしさがすべて詰め込まれている。ジェイムズ・ヘットフィールドの強靱な腕から繰り出されるダウンピッキング、テクニカルなソロを見せつけてくれるカーク・ハメット、ツーバスを使ったスピーディーに暴れるドラムのラーズ・ウルリッヒ、そしてこのアルバムの一番の注目はベースのクリフ・バートンだろう。ベース界のジミヘンとまで言われたそのテクニックは後のベース奏者にも多大な影響を与えた。しかし、そんな彼は不幸な事故で亡くなってしまった。そしてこのアルバムが彼の遺作となってしまったのだ。メンバーがどれだけ彼の死を悲観し、彼を愛していたかがよく分かる。
 クリフのプレイに惚れたジェイムズは彼をバンドに誘ったとき、彼はこう言ったという。「君らがフリスコ(サンフランシスコ)に来てくれるんだったらいいよ」。この一言でジェイムズとラーズはロサンゼルスからは遠い、サンフランシスコに拠点を移したという逸話がある。たった一人の男のために遠くサンフランシスコまで行くだろうか。メタリカがどれだけ彼を愛し、信頼していたかがよくわかる話だ。
 そんなクリフの最期のプレイが聴くことの出来る、3rdはまさに名盤と呼ぶに相応しいだろう。僕自身初めて買ったアルバムはこのアルバムだった。初めて耳にしたときはすぐに彼らの世界に吸い込まれ、時間を忘れくらい一気に最後まで聴いた。一体何が起こったのか分からないくらい、それは強い衝撃だった。この歴史的名盤を是非聴いてみて欲しい。

 名盤の幕開けは静かに始まる。メランコリックなギターのイントロはまさに名曲と呼ぶに相応しい始まり方だろう。そして一変して怒濤の攻撃的なリフが展開される。まさにメタリカの勢い。とにかくノンストップで激走し、約5分間の中にメタリカの魅力はすべて詰まっている。この曲に対して、文句を言う人はいるだろうか?恐らく地球上どこ探してもいないのではないか。そして、サビの「Battery!!」のところは思わず叫んでしまうだろう。改めてジェイムズの才能を感じずにはいられない。何より彼は歌いながら、このギターを弾いているのだ。ソロこそカークが弾いているが、歌いながらのリズムギターをキープするのは相当な技術がいる。この曲に関しては特にだ。そして、カークのギターもなかなかのもので、何度もリピートして聞いた覚えがある。曲を崩さず、疾走するソロは本当に素晴らしい。ラーズのドラムも相当な暴れっぷりだ。そして何より驚くべきはやはりクリフのベースだろう。メタリカの曲はとにかく速い。そんな高速の曲に対し、クリフは2フィンガー奏法で対応しているのだ。そんなことが
信じられるだろうか。演奏者、特にベースを弾く人ならよく分かるかもしれないけど、たった2本の指でスラッシュメタルを演奏しようとなると、強靱的な指と腕が必要となる。他の人がやれば一曲、いや一曲も弾けないかもしれない。そう考えると、ジェイムズがなぜ彼をメンバーにしたかったのかが理解できる。彼の後任として加入したジェイソン・ニューステッドは決して悪くないベーシストだ。しかし、ジェイムズやラーズが求めていたのはクリフのベースであるためなのか、ジェイソンは不遇の年を送った。ジェイムズとラーズの気持ちも分からなくはない。僕自身、ジェイソンのプレイは大好きだし、ライブでの彼のプレイは人を魅了するものを持っている。しかし、それでもクリフの幻影は消えなかったのだろう。それほどまでに、クリフはジェイムズやラーズに強い影響を与え、強い信頼関係にあったことが分かる。ジェイソンとは現在和解したようで、今年09年の4月にメタリカがロックの殿堂入りをしたとき、彼の姿もそこにあったのだ。
 それほどまでのクリフの凄さは曲を聴けば伝わってくる。この曲を初めて聞いた時のインパクトの強さは半端じゃなかった。まるで脳天をハンマーで殴られたような衝撃があった。何より1曲目がこの曲であるということ。僕自身名盤というのは1曲目で決まるという持論がある。まさにこの曲はそれだ。もうこの1曲目を聴けば、名盤ということが分かると同時にメタリカというバンドの凄さも分かる。とにかく、何も考えず、大音量で聴いたら、何とも言えないくらい気持ちが良いだろう。実際にそれをやろうと思ったけど、さすがに近所迷惑がかかると思い、ヘッドフォンの最大音量で聴いたことがある。もちろん、耳がいかれそうになって、ほとんど音という音は大音量のせいか、乱雑なものだった(笑)この曲は是非ライブで聴きたいものだ。もちろん大音量で。まさにこの曲はスラッシュメタル最高の1曲だ。
 
 これほどまでに完成された曲があるだろうか。この2曲目は誰もが絶賛し、認める曲だろう。ドラマティックな展開はまさにメタリカだからできるものだ。メタリカの構成力というものは他に類をみないほど素晴らしく、まるで一本の映画のようだ。序章があり、必ず結末がある。そして印象に残るワンシーンが組み込まれ、一体これからどうなっていくのか、というスリリングな展開もある。聞き終わった時にはいろいろなものが心に残るだろう。それくらいこの曲は素晴らしいものだ。
 この曲は得意の攻撃的なリフふから始まる。恐らくジェイムズのダウンピッキングだろう、とても重くヘヴィなものだ。攻撃的な展開が続くと思いきや、一転。静寂が訪れ美しく、哀愁のあるメロディが奏でられ、それがまた心に響く。特にジェイムズとカークのハモりは絶品。そしてまた曲調は激しいものへと変わっていく。まるで物語の終盤に入るかのようだ。そして最後まで聴き終えると何かしらの感動がある。この曲はこのアルバムの中で一番長い曲だけど、飽きさせることなく、その世界観に引き込まれてしまうだろう。
 『S&M』で聴けるこの曲もなかなかのものだ。クラシック音楽とメタリカと聴いて、当初はどんなものか想像できなかったが、あまりの相性の良さに驚いた。クラシックの美しい世界観とメタリカの音楽性が見事だった。特にこの曲の相性は抜群だろう。シンフォニーとの共演に、あまり良い印象を持たないファンもいるけど、僕は僕でなかなか良かったものだと思っている。

 何とも怪しげなイントロから始まる3曲目。何ともヘヴィな曲で速さはないものの、重くのしかかるような曲調が良い。不気味な雰囲気はジェイムズも好きなブラックサバスを思い起こさせるものがある。前2曲があまりにも印象的すぎるためか、陰に隠れがちな曲ではあるけども、このヘヴィさはなかなかカッコイイ1曲。ジェイムズの歌も一つ一つ語りかけるようにして歌われていて、余計にダークさを増している。

 美しく、悲しみに満ちたイントロから始まる4曲目。叙情性溢れるメロディはさすがメタリカと言わんばかりのものだ。僕自身もこの曲が大好きだ。前半は何ともドラマティックで幻想的、そして後半にいくとまるで感情が爆発したかのように盛り上がっていく。まるで後年に発表される名曲「ONE」に通ずるものがある。サビもメロディアスでジェイムズのエモーショナルな歌い方はとても心痛むものがある。何よりこの歌詞とメロディの世界観が良くあっていて、それがこの曲の素晴らしさを物語っている。この曲があるからこそ、このアルバムは成り立っているのではないかとも思ってしまう。

 激しくたたきつける雨のようなリフが炸裂する5曲目。リフはスラッシュメタルならではのスピード感と切れ味がある。とても重厚でなかなか濃い一曲だ。改めてメタリカというバンドはスラッシュメタルの重鎮なんだな、と思い知らされる。ただただ単調に走り続けるだけじゃなく、練られた曲構成がまたカッコイイ。カークのギターの鋭さもなかなかのもの。

 6曲目のリフもカッコイイ。そして何より曲構成の良さには毎度のことながら舌を巻く。カウントからの入り方もなかなか面白く、次から次へと繰り出されていく重低音に響くリフがとてもカッコイイ。誰にも止められない、そんな勢いが、やはりある。

 ゾクゾクするようなイントロ、そして哀愁の格好良さがあるギターリフが奏でられる7曲目。全編インストであるが、メンバー全員が楽器ができ、演奏能力もずば抜けているため、聴いている側もつい聞き入ってしまう。メタリカのインストは割とハズレがない。個人的に2ndアルバムに収録されている「The Call Of Ktulu」も好きだけど、この曲はそれに勝る素晴らしさがある何よりも曲の展開。中間部分に入ると曲調ががらっと変わり、穏やかでメランコリーなメロディが奏でられる。なんとも美しいメロディに思わず、涙腺がゆるみそうになる。。そしてクリフのベースも聞き所だろう。彼のプレイはまさに唯一無二のものだ。それをこの曲で証明してくれる。後半になると、そう来るか、と言わんばかりのヘヴィなものへと変わっていく。徐々にフェイドアウトし、余韻が耳と心の中に残る。
 インストでここまで魅せられるとは正直思わなかった。曲によってはインストはとても退屈なものに感じがちだが、この曲は飽きさせない魅力がある。歌で勝負するより、実はインストで勝負するほうが難しいのではないか。そう考えると、インストの名曲を作り上げた、メタリカはさすがだ。

 最後の最後で彼らはまたやってくれた。こんなにも素晴らしい曲を最後に持ってくるのは反則だろう。非常に静かなイントロから始まる8曲目。しかし、期待を裏切らないメタリカ。瞬時に攻撃的なメロディへ一変。とにかく速くて、激しく、とてつもなくヘヴィな曲だ。この速さは尋常じゃない。ラーズの腕は一体どうなっているんだろうか、カークとクリフの指は一体どうなっているんだろうか、もう何もかもが信じられない曲だ。この曲1曲演奏しただけでも、一日分の体力すべてを放出してしまいそうだ。しかし、それがスラッシュメタルなのだろう。とことんメタリカの凄さに敬服する

 

 06年のサマーソニックではこのアルバムが完全再現されたようだ。なんと羨ましいことか。その場にいた人の感想を見てみると、その興奮が機械文字からでも伝わってくる。再現されることに、歓喜し、熱狂し、興奮したのだろう。このアルバムがどれだけ素晴らしい名盤かを物語るようだ。
 クリフは亡くなったけど、彼はこのアルバムの中で生きている。1曲1曲に彼の魂が宿っている。このアルバムを聴くたびにそれを思い出すだろう。偉大なクリフ・バートンは永遠だ。

 最近ではスラッシュ四天王による欧州ツアーをするのではないか、と噂されている。その当人達もまだ噂の段階と否定しながらも、そうなれば面白いと望んでいるようだ。もし実現すれば、チケット争奪戦が起こることは言うまでもないだろう。アンスラックス、スレイヤー、メガデス、そしてメタリカ。この4つのバンドはこの音楽業界において新しい波を立ててきた。
 メタリカはその一躍を担ったのだ。そして彼らは伝説のバンドとして過去の遺物になるのではなく、これからも精力的に活動し、観客を熱狂させるだろう。

author:トモヤムクン, category:CD&DVD, 21:28
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「The Number Of The Beast」 Iron Maiden

「The Number Of The Beast」  Iron Maiden

1  Invaders
2  Chirdren Of Damned
3  The Prisoner
4  22 Acada Avenue
5  The Number Of The Beast
6  Run To The Hills
7  Gangland
8  Total Edipse
9  Hallowed by The Name


 ハードロックを聴く人で、アイアンメイデンを知らない人はいるだろうか?メイデンに影響を受たと公言するミュージシャンはたくさんいる。そして、ファンは世界中にごまんといる。かく言う僕もメイデンに魅了された一人だ。彼らの魅力は音楽性にある。
 70年代後半、音楽業界はピストルズ、クラッシュ、ラモーンズといったパンクの勢いがあった。そのためあの大御所レッドツェッペリンやローリング・ストーンズでさえ、ダイナソーロックと揶揄させていた時代、HM/HRバンドが一気に勢いをつけていく。あの有名なNWOBHM(New Wave Of British Heavey Metal)ムーブメントが勃発した。その中の代表格として彼がいた。未だに彼らはHM/HR界の頂点に君臨している。
 メイデンを聴いてまず、耳につくのがツインリード(現在は3人)のギターから奏でられるメロディアスなハーモニーだろう。1stから在籍するデイヴ・マーレーと2ndから加入したエイドリアン・スミスの二人の掛け合いは素晴らしい。ギターと同じくらい際立つスティーヴ・ハリスのベースもまたメイデンの聞き所だろう。全国のベース奏者は彼に憧れているといっても過言ではないくらい、そのベースプレイは影響を及ぼした。そして何よりメイデンを聴いて、まず耳に飛び込んでくるのはブルース・ディッキンソンの声ではないだろうか。低音から高音まで幅広い声の持ち主で独特なその声質は聴く者を圧倒する力がある。何人も近寄らせないような迫力があり、今では唯一無二の声となっている。
 しかし、ブルースはオリジナルメンバーというわけではない。今なお人気の1stと2ndは前任のボーカリスト、ポール・ディアノによるもの。ポールの歌はお世辞にも巧いとは言えず、声域も声量もブルースには及ばないものの楽曲に合った粗々しい声の持ち主である。そのため、初期のメイデンを知るファンからすれば、ブルースの加入には賛否両論あったそうだ。
 それでも彼は圧倒的なフロントマンとしての技量を見せつけ、今やブルースあってのメイデンと言っても過言ではない。彼が加入したことにより、メイデンの音楽性はとても広くなった。ライブでも彼が歌う1st,2ndからの曲も原型を崩すことなく、彼の持ち味によって、素晴らしい具合になっている。ブルースの加入はメイデンの飛躍に貢献したのだ。
 そんなブルースが加入して、初めて出した記念すべきアルバムがこの3rdアルバム。後任のボーカリストというのは初期からのファンにとって、なかなか受け入れられないものがあるだろう。しかし、このアルバムを手に取り、耳にした瞬間、そんな概念はどこかに飛んでいってしまったのではないのだろうか。そして新任のボーカリストに対して、新たな可能性を抱いたのではないだろうか。
 この3rdアルバムは未だに名盤として名をはせている。スピード感溢れる、ヘヴィな曲もあれば、ドラマティックな展開をする曲もあり、バラエティ豊かなアルバムとなっている。この名盤を僕も耳にしたときは強い衝撃を受けた。1曲1曲手抜かりがなく、どれも活気とパワーが感じられた。捨て曲がないこのアルバムは飽きさせることなく、聴かせてくれる。ブルースの若々しく、何事も恐れることのないようなボーカル、スティーヴの強靱な指から奏でられるベース、エイドリアンとデイヴによる骨太でメロディアスなツインリード、そしてこのアルバムを最後に脱退してしまうクライヴ・バーのパワフルなドラムとメンバーの個性もこのアルバムに反映されている。

 まさにオープニングを飾るに相応しい1曲目。こうして名盤は幕を開けると言わんばかりの疾走感あふれる一曲でブルースの存在感は凄まじい。メイデンの活気がメロディとなって表れているかのように非常にパワフル。スティーヴのベースも聞き所だろう。ギターと同じくらい目立つかれのベースは誰にも止められない。そして、この曲のサビがまた面白い音使いをしている。なんとも癖になる曲で僕自身この曲がオープニングでなかったら、名盤にはなっていなかったのではないか、とも思っている。あまり、ライブでこの曲を披露してくれないのは残念で仕方がない。
 2曲目は1曲目と異なり、とてもスローに始まる。とても幻想的で美しい音色が響く。この幻想的な音もメイデンの魅力の一つ。バラード風に作り上げたかと思うと一転、徐々に加速していき、これもまたメイデンらしい疾走感のある曲調に。特にツインリードのハモりは気持ちが良いくらいに美しく、カッコイイ。この曲のドラマティックな展開はブルースの魅力を存分に引き出している。そしてこの曲でのクライヴのドラムはまさに名演だろう。ドラムの技術云々は詳しくは語れないが、この激走するドラムがメイデンを引っ張って行っているように感じる。個人的にこの曲は名曲だと思っている。最後のブルースのハイトーンボイスは鳥肌が立つ。
 妙なナレーションから入るこの3曲目。なんとも不思議な雰囲気を醸し出す曲で、曲調自体はどこか暗めだけど、メロディは非常にキャッチーで明るい。特にサビは印象的。思わず一緒に口ずさんでしまいそうになるほど分かりやすく、とてもメロディアス。
 4曲目のギターとボーカルだけの出だしはカッコイイ。そのあとの展開もまた予想が付かないドラマティックなもので、ギターのリフがまた良い味を出している。ソロもまた哀愁が漂う感じで、素晴らしいサウンドをしている。

"Woe to you, Oh Earth and Sea, for the Devil sends the beast with wrath, 
because he knows the time is short... 
Let him who hath understanding reckon the number of the beast for it is a human number,
its number is Six hundred and sixty six."

 印象的な『ヨハネ黙示録第13章18節』から引用されたナレーションは一度聴いたら忘れないだろう。アルバムのタイトル曲であり、メイデンの代表曲である5曲目。ライブでもこのナレーションとともに観客がまるで呪文のように唱えるのもまた、定番となっている。このナレーションが終わり、すぐさまあの印象的なイントロのリフが奏でられる。この瞬間の観客のボルテージは最高潮だろう。そして、あのブルースの絶叫するようなシャウトは圧巻。ライブでのサビの部分は観客の大合唱が聴ける。
 この曲を何度も練習した覚えがある。なかなかリズムがとりにくく、苦戦したのを覚えている。それと同時に彼らのメロディセンスの良さに改めて実感した。ギターソロは素晴らしい。そしてギター奏者の僕だけど、やはりスティーヴのベースには舌を巻く。
 駆け抜けるようなドラムから始まる6曲目。今なおライブの終盤に演奏されるほど人気のある曲で、非常にキャッチーな曲。伸びやかで高らかにサビを歌い上げるブルースはやはり優れたボーカリストだということが分かる。それと同時にやはりメイデンにとってブルースの必要性がよく分かる。スタジオ盤も良いが、とてもライブ映えする曲でリオのライブでの25万人の大合唱は圧巻だった。あれほど凄い大合唱は見たことがない。リオの観客は熱狂し、この歌を唄っている。とてもパワフルでまるで声の波のようだった。それを見たとき彼らの人気と偉大さを再認識したものだ。
 7曲目は非常にパワフルな曲。まるで嵐のように駆け抜けるこの曲ではクライヴのドラムが輝いている。現在のドラマー、ニコも良いけれど、パワフルなドラミングを聴かせてくれるクライヴはなかなかのものだ。まるで嵐が急にやんだような終わり方は、呆気にとられるも、それがまたカッコイイ。
 8曲目もまたドラマティックな展開が用意されている。どこかリフはアメリカンハードロックのように感じるが、それでもなかなかカッコイイ曲。次曲が優れているだけに、この曲は陰に隠れてしまうのかもしれないけど、じっくり聴けばこの曲の良さは出てくる。
 このアルバムのラストを締めるには相応しい曲の9曲目。荘厳でダークネスなイントロには身の毛がよだつ。何よりこの曲は絞首刑になった、いわば死刑囚の死への恐怖感の叙情が描かれている。この曲を聴けばそれがどれだけ恐ろしいものか分かるだろう。まるで死を警告し絶望を表したような鐘の音はとてつもなく恐ろしく感じる。しかし、その中にもメイデンらしい壮大なスケールと世界観は言うまでもなく名曲なのだ。まるでこの曲は一つの映画のように進んでいく。何かを痛切に叫ぶ、そんなメッセージをこの曲を汲み取れるような気がする。死ぬと分かっていて、生きる気持ちとは一体どういうものなのだろうか。人はいつか必ず死ぬ。それは避けて通れない事実なのだ。そして死はいつ訪れるか分からない、だからこそ生きていられる限りを楽しむ。しかし、この場合は生きることを許されず、目の前に死を突きつけられている。こういう場面に自分がたった場合、一体どうするのだろう。絶望にうちひしがれ、涙に暮れ、命乞いをするのか。それとも死と向き合い、受け入れるのか。この曲の主人公は最後にこう語る

信じてくれ、俺の魂は生き続ける
だから心配しないでくれよ
真実を見とどけるために、あの世へ行くのさ

最期が近づいたと知った時
みんなにも理解ができるだろう
この世の人生なんて、幻想に過ぎないのさ
み名のあがめられますように

 主人公は人生は幻想だと語る。今まで楽しかったことも、辛かったことも過ぎてしまえば幻想のようなものなかもしれない。楽しいと思えることも幻想が作り出した、偽物なのかもしれない。
 僕はこの曲を聴いて、いろいろ考えた。そして、未だにその答えは出せていない。
 間違いなくこの曲は僕にとっても、世界中のメイデンファンにとっても永遠の名曲だろう。いつまでも語り継がれて欲しい一曲。


 何度も言うように、このアルバムは名盤だ。それはバンドも認めている。メイデンを初めて聴く人には是非このアルバムをお薦めしたい。そして、この名盤の完全再現を来日公演でやって欲しいものだ。

 それにしても、未だに現役でワールドツアーをこなす彼らのタフさには恐れ入る。何より、ブルースの声は衰えを知らない。たいていのアーティスト、それもボーカリストは年をとるごとに、声が出なくなり、キーを下げて歌うものだが、メイデンのキーはレコードのままだ。それにブルースの歌は衰えるどころか、どんどん良くなっている。こんなボーカリストが他にいるだろうか。
 そして、エイドリアン、デイヴ、そして3人目のギターリスト、ヤニック・ガーズのトリオギターによる音の分厚さ、ハーモニーはライブで聴いたら絶品であろう。
 長年メイデンの大黒柱として、メイデンを支えているスティーヴのベースプレイを生で見てみたいものだ。
 アイアンメイデンというバンドを初めて聴くときは一つ注意したほうが良い。
 一度聴くと、中毒になって抜け出せなくなるから。

author:トモヤムクン, category:CD&DVD, 23:48
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「Cross Road」 Bon Jovi

「Cross Road(輸入盤)」  Bon Jovi

1  Livin' on a Prayer
2  Keep the Faith
3  Someday I'll Be Saturday Night
4  Always
5  Wanted Dead or Alive
6  Lay Your Hands on Me
7  You Give Love a Bad Name
8  Bed of Roses
9  Blaze of Glory
10 In These Arms
11 Bad Medicine
12 I'll Be There for You
13 In and Out of Love
14 Runaway
15 Never Say Goodbye

 ボン・ジョヴィの日本人気というのは凄まじい。洋楽人気が低迷していく昨今でも、彼らのアルバムは日本のアルバムチャートに当たり前のようにTop10入りし、5万人のドームを満員にする。ボン・ジョヴィの日本人気は今に始まったことじゃない。
 デビュー当初は本国アメリカでの知名度は皆無に近く、今のようにスタート呼べるにはほど遠いところにいた。そんなとき彼らの人気は徐々に日本で高まっていく。そしてついに84年、デビューして間もない彼らは日本に足を踏み入れた。それも大舞台「Super Rock '84 in Japan」。MSG、ホワイトスネイク、スコーピオンズといった大物が名前を連ねるなか、まだ世界的な無名だったボンジョヴィは日本では熱狂的に迎えられた。特にデビューアルバム「Runaway」は日本でゴールドディスクを獲得するほど、人気が高まっていた。
 このことがボン・ジョヴィと日本をつなげる絆になったのは言うまでもなく、リップサービスでもなく、彼らは日本を重要な国の一つとして捉えているのは確かだ。その証拠にワールドツアーには必ず日本が入っており、ツアーの初日くることも多い。
 そして今や彼らは世界的なロックバンドに成長している。ワールドツアーをすれば多くの動員数を記録し、アルバムを出せばたちまち話題になり、世界各国でチャートインする。
 
 僕とボン・ジョヴィの出会いは00年に発売された「CRUSH」。当時シングル「It's My Life」が話題となっていて、日本の音楽番組に彼らが出演し、この曲を演奏した時の感動は今でも忘れない。日本の音楽番組だから演奏はすべて音源による当て振り、口パクだったのかもしれないけど、それでも彼らの良さは画面の向こうにも伝わってきた。彼らの貫禄、存在感、オーラは凄まじいものだった。
 それからすぐ「Crush」のCDを買いに行き、ボンジョヴィにはまり、そこからいろんなアルバムを聴いた。ボン・ジョヴィの曲はとにかく完成度が高く、オリジナリティに溢れている。
 今回アルバム紹介するにあたって、どれにしようか悩んだ。個人的に好きな「Keep the Faith」、「New Jersey」、初めて買った想い出のアルバム「CRUSH」、ボン・ジョヴィを世界に知らしめた名盤「Slippery When Wet」、近年最高のアルバム「Have A Nice Day」と紹介したいアルバムはたくさんある。悩みに悩んだ末、今回紹介するのは、異例のベスト盤。
 94年までのボン・ジョヴィのヒット曲が満載で、初めてボン・ジョヴィを聴く人にはこれをお勧めする。最終的にこのベスト盤の決め手になったのは、やはりこのアルバムにしか収録されていない名曲「Always」と「Someday I'll Be Saturday Night」があること。この二曲は今なお根強い人気があり、このベスト盤の良さをさらに引き立てている。今回あえて輸入盤にしたのは、僕の大好きな「In These Arms」が日本盤に入っていないため。ちなみに日本盤は「Tokyo Road」、アメリカ盤は「Prayer '94」が収録されている。
 そして、ベースのアレック・ジョン・サッチの最後の演奏でもある。

 誰もが知っているボン・ジョヴィの代表曲にして、名曲の1曲目。緊張感に包まれたデヴィッド・ブライアンによるキーボードのイントロ、それから順に静かに入ってくるアレックのベース、ティコ・トーレスのリズミカルなドラム、リッチー・サンボラの印象的なトーキング・モジュレーター、そして「Once upon a time. Not so long ago(昔々、いや、そんなに遠い過去じゃない)」と語るようにして現れるジョン・ボン・ジョヴィ。ライブDVDでこの曲がオープニングでやっていたときは鳥肌が立ったのを覚えてる。スタジオ盤を聞いても、ボン・ジョヴィの世界観に引きずり込まれるようなメロディと雰囲気があり、無心になって聞き入ってしまう、不思議な曲。この曲を何百回、何千回聞いたことか、何度聞いてもこの曲は飽きさせない、素晴らしい名曲。本当にボン・ジョヴィのメロディセンスは卓越している。この曲のハイライトはイントロとそして、力強いサビだろう。喉がかれそうになるようなハイトーンで歌うジョンの声にバックのコーラスは絶品。この曲にはボン・ジョヴィの魅力がすべて詰まっている。
 僕の好きなアルバムは前述にもあるように、「Keep the faith」を挙げてる。このアルバムはボン・ジョヴィとしては少し異色な作品だけども、最高に格好良く、ハードロックあり、バラードありの素晴らしいアルバム。そして何より解散の危機を乗り切り、より結束力の高まったボン・ジョヴィの作品であり、「Keep the faith(信念を貫き通せ)」というタイトルにも、彼の熱い思い、そして今までの苦難を感じ、胸が熱くなるものがある。
 そして、そのタイトル曲である2曲目はとてもクールな曲で静と動があり、サビにいくにつれて、どんどん盛り上がっていく。今までのようなキャッチーなメロディではないものの、ボーカルもドラムもギターもベースもキーボードもすべての楽器の良いところが全面に出ていて、どの楽器も最高にカッコイイ。個人的にはアレックのベース演奏の中でも名演だと思ってる。
 3曲目はこのベスト盤のみに収録されている曲。とても爽やかでポップな一曲。未だにライブで演奏されており、定番曲となっている。とてもキャッチーで思わず口ずさんでしまいそうになるようなメロディで、ノリが良い。とてもボン・ジョヴィらしい曲でこの曲を演奏している彼らを連想すると、始終ニコニコしながら楽しそうに弾いているメンバーのイメージしかわかない。この曲のアンプラグドバージョンもまた違った味わいがあって良い。明るいノリの原曲に対して、アンプラグドバージョンのほうはとても落ち着いたアダルトな雰囲気で原曲をとどめながらも、まったく違う曲のように聞こえた。まるでクラプトンの「いとしのレイラ」のように。好みがあるかもしれないけど、とりあえずどちらのバージョンもオススメするよ。
 このベスト盤の良いところとして、前記してあるように、2曲の新曲(当時として)が収録されていること。この2曲のためだけに買うと言っても過言じゃない。特に4曲目は言葉にできないほど、素晴らしい至高の名バラード。まさかベスト盤でこんな名曲に出逢えるとは思ってもみなかった。優しさの中にどこか哀愁があるメロディがとても切なく、エモーショナルなリッチーのギターとジョンの声は心に響くものがある。特にロンドン・ウェンブリースタジアムでのこの曲の演奏は本当に感動した。目頭も熱くなるくらい素晴らしく、聞き終えたときに心に残る物がたくさんある。ただ、歌詞の内容はあれなんだけどね・・・・(笑)それでも、これはボン・ジョヴィの中でも屈指のバラード。
 ジョンはカウボーイに憧れていたらしい。その憧れが描かれているのが、この5曲目。西部の荒野をイメージしたようなどことなく寂しげで壮大なメロディが何とも言えない。まるで今そこにカウボーイが現れそうな錯覚に陥りそうになる12弦ギターのイントロが非常に独特で渋い。サビの歌詞はジョンのカウボーイの憧れが表されている
I'm a cowboy, on a streel horse I ride
(俺はカウボーイ 鉄の馬に乗り)
I'm wanted dead or alive
(生身だろうが死体だろうが 指名手配のおたずね者さ)
I'm a cowboy, wanted dead or alive
(俺はカウボーイ 殺しても生け捕りにしても どっちにしろおたずね者なのさ)
 
 日本人からしたら、侍に憧れるようなものだろう。ジョンにとってカウボーイはヒーローなのだ。ライブでもこの曲の前には決まり文句として
『It's for all the cowboys out there(この曲をすべてのカウボーイ達のために)』
とMCを入れている。
 個人的に聞き所として、リッチーのバックボーカルを挙げる。リッチーの歌の上手さには本当に惚れ惚れする。

 6曲目はとても高揚感のあるイントロから始まる。ジョンが歌い出すまで1分半以上あるが、飽きさせず、まるでライブが始まる時のような緊張感に包まれている。そして全体的に静かになると囁くように歌い出すジョン、そしてどんどん盛り上がっていき、サビでの大合唱はライブでも定番。スタジオ盤ももちろん最高だけども、これはやはりライブに合った曲。この曲での観客との一体感は鳥肌が立つほど素晴らしく、この曲を聴くたびにアドレナリンが放出するのが分かる。
 7曲目も知らない人はいないんじゃないだろうか。ボン・ジョヴィの出世作にして名盤の「Slippery When Wet」に収録されている、大ヒットナンバー。初っぱなからメンバーによる叫ぶようなコーラスを聞いた瞬間は凄い衝撃が受けた。そしてその後のギターリフは一度は聞いたことがあるんじゃないだろうか。全体的にシンプルながらとても力強く、メロディがしっかりしている曲でライブでは観客の大合唱が聞ける。全米で大ヒットするのもうなずけるくらいインパクトが強い。
 ボン・ジョヴィのバラードはどれも素晴らしい。お世辞でもなんでもなく、それが素直な感想。「Always」も卓越したものがあるけど、この8曲目のバラードも捨てがたい名曲。一見シンプルに感じるけど、とても壮大でドラマティックな展開はまさにボン・ジョヴィ。本当に美しく、なんとも素敵なラブソング。特にリッチーのギターがここでは泣かせてくれる。まるでギターに感情があるかのような、そのソロはこの曲のハイライトの一つ。そして、毎度のことながらボン・ジョヴィのメンバーのコーラスはもう言葉が出ないほど美しい。
 9曲目に関してはなぜ収録されているのか疑問に感じる。もちろん歌っているのジョンだけども、演奏しているのはボン・ジョヴィのメンバーではない。つまりこの曲はジョンのソロ曲。そのためボン・ジョヴィ名義のアルバムになぜこの曲が選曲されたのかは不思議に思うけど、全米ナンバー1になるだけあって良い曲であることは確か。メロディはまさにボン・ジョヴィというものだけども、違うのは全体的な雰囲気。やはりあのメンバーだからこそ出せるものがあるのだろう。コーラスがもっと強ければ良かったのにと、若干の不満はあるものの、この曲の聞き所はなんと言ってもギターソロだろう。この曲のギターソロを弾いているのはあのジェフ・ベック。聞けばすぐに「これジェフ・ベックの音だ」と分かるくらい、彼のギターは個性的。ただ、一部ファンの間ではこのギターソロはあまり評価は高くないみたいだけども、僕は好きだな。
 10曲目は外せない、だからこそ、この輸入盤をあえて買った、この1曲があるからこそ。ボン・ジョヴィの中で好きな曲は?と言われたら、真っ先にこの曲を挙げる。何が素晴らしいって、すべてが素晴らしい。メロディ、コーラスはどれをとっても一級品で、何者にも劣らない名曲。あのイントロ聞いただけで、体中のボルテージが上がっていく。何よりこの曲はジョンでもない、リッチーでもない、デヴィッドの書いた曲なのだ。この曲を聴いただけで、彼の素晴らしい才能が分かる。だからこそ、デヴィッドにも曲作りに関わって欲しいと思う。
 この曲はとても思い入れのある曲でもある。叔父さんの部屋(祖母の家の)からビデオテープを一本拝借し、見たことがある。ビデオの中身はエアロスミスのアンプラグド映像やPV映像があり、それだけでも興奮していた僕に、この曲のPVが流れてきた。あまりの衝撃に声も出ず、ひたすら巻き戻して見た。それからはこの曲の虜になり、今なお僕の中ではボン・ジョヴィの中でも1,2を争う名曲となっている。
 「Is there a doctor in the house?(ここに医者はいるかい?)」の決まり文句がライブの定番となって始まる、11曲目。イントロのキーボードを聞いた瞬間ゾクゾクする。実はこの曲、初めて聞いた時はあまり好きではなかった。特にこれといって好まない理由はなかったのだけれでも、当時の僕はあまりこの曲を聴こうとはしなかった。初めてこの曲の良さが分かったのは、ライブDVDを見てから。「えっ?この曲ってこんなにも格好良かったっけ?」と思わず言ってしまうほど、格好良く、改めてスタジオ盤を聞いてみると、「なんてカッコイイ曲なんだろう」と思った。あの当時の自分がなぜこの曲を聴かなかったのか不思議なくらいに。何度も聞いているとメロディが耳から離れなくなるくらい、印象的な曲。
 12曲目も大好きな曲。とても奥深いバラードに仕上がっていて、サビへの盛り上がりもなかなか。ブルージーなリッチーのギターもよく、リッチーとジョンの掛け合いはとにかく最高。
 この曲スタジオ盤も良いのだけれど、リッチーが歌う、ライブバージョンのほうが個人的に好み。正直言うと、というよりは周知の事実かもしれないけど、ジョンよりリッチーのほうが上手い。メロディの抑揚の付け方、音程、声質、どれをとっても完璧。かといって、ジョンにボーカルの素質がないわけではない。むしろ、ジョンのほうがボーカルのカリスマ性を持っている。観客を魅了するようなMCやパフォーマンス、一度聞いただけで分かる独特な声質、フロントマンとしての才覚といったボーカルにはもっとも重要な素質を彼は持っている。それはリッチーも百も承知ことだろう。しかし、この曲はリッチーが歌うほうが際立つ。だからライブでは是非リッチーの声でこの曲を聴いてみたい。これか、もしくは「These days」を。
 あまり評価されることのない、2ndアルバムに収録されている13曲目。これはこれでなかなかカッコイイ曲だとは思うのだけど、イマイチ人気がない。荒削りながらも、活気溢れる、アグレッシブな曲で特にギターはカッコイイ。2ndアルバム自体は正当な評価をあまり受けていないみたいだけど、是非この曲だけでも評価されるべきじゃないだろうか。
 14曲目はスリリングのある印象的なキーボードから始まる、デビューアルバムに収録されているタイトル曲にして初期の代表曲。日本でもデビュー当時から支持を受けている曲で、今なおライブで披露される。曲調は80年代を思わすようなものがあるけど、今聞いても古いとは思わない。メンバー全員の演奏がとても若々しく、とてもエネルギッシュでそれが魅力の一つでもある。サビはとても印象的で一度聞いたら、忘れることはできないだろう。
 ライブではこの曲をアレンジして披露している。若々しい原曲と違い、貫禄のある大人なバラードになっている。ここまでゆっくりとこの曲を聞いたことがなかったけど、このバージョンを聞いて、改めてこの曲の良さを実感した。
 ラストを締めるに相応しい、15曲目。とても優しいメロディでなかなかの佳曲。この曲を聴くととても穏やかな気持ちになる。このアルバムの中では「Always」「Bed Of Roses」「I'll Be There For You」と素晴らしいバラードはあるけども、この曲も負けず劣らずの名バラードだと思う。これをこのアルバムの最後に持ってきたのはとても良い選曲だと思う。この曲はまるでエンディングのように流れていく。「Livin' on a Prayer」で始まりこの曲で終わる。このベスト盤にとってこれ以上にない演出。

 さすがにベスト盤となると、一つ一つ感想を書くだけでも時間がかかる。何せ宝石箱のようにいろいろな輝きがあって、いろいろな大きさや、価値があるものだから。このベスト盤は僕にとってはどれもダイアモンドのように光り輝いている。そして、宝石のように永遠に残るものだろう。

 今と昔じゃ若干メンバーが違う。前記したとおり、アレックがこのベスト盤をもって脱退している。

(※「Cross Road」の内ジャケット写真から)
 後任として、ヒュー・マクドナルドが加入したけど、名義は未だにサポートメンバーとなっている。それはアレックこそボン・ジョヴィのベーシストだと言っているのか、それとも単にヒューが望まないだけなのか、それは彼らにしか分からない。

 今年、09年の11月には新作がリリースされる。待ちに待った新作は一体どんなものなのだろか。それはフタを開けるまでは分からないプレゼントのようなものだ。ファンはプレゼントに対していろいろな気持ちを抱いて待っている。開いてみて、嬉しくて感極まる人もいるかもしれない。もしかしたらガッカリする人もいるかもしれない。それでも、ボン・ジョヴィは最高のプレゼントを贈るつもりなのだろう。

 ボン・ジョヴィがデビューして早25年になる。日本との関係もまた、25年なのだ。日本で先行的に火が点き(ヨーロッパのほうではイギリスでも人気があった。)今なお、日本のファンは彼らを支え、応援し続けている。そして彼らもそれに応えるように、日本に来て、最高のパフォーマンスを見せてくれる。それが、日本とボン・ジョヴィとの絆だろう。

(※DVD「THE CRUSH TOUR」のフォトより)

author:トモヤムクン, category:CD&DVD, 20:51
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