RSS | ATOM | SEARCH
小さな映画館 第109幕 特別篇「夏のJ・ホラー」

「オーディション」

「着信アリ」

「アイズ」

「ノロイ」

「クロユリ団地」

 

「オーディション」

石橋凌 椎名英姫主演 三池祟史監督

 

【あらすじ】

数年前に妻を亡くした青山は息子のすすめで再婚に前向きになる。同僚のセッティングのもと女優オーディションを行い、再婚相手を探すことに。参加者のひとり麻美に恋をした青山は彼女と会うが…。

 

【感想】

 

いたたたたたたっ!

ああああああいたたたたたっ!!!!!!!!

 

麻美の淡々とした様子がとにかく怖い。

ただ彼女の生い立ちを考えていくと、こういうソシオパスみたいな人物になるんでしょうね。

愛情を受けてこなかったが故に、愛情を欲する。

青山は彼女を愛すると誓ったけど、彼には愛する息子がいるわけです。もちろん彼としては「他の女性」を愛さない、ということだったんですが、麻美の場合はとにかく「愛」に飢えていたわけです。

それにしても体は死んでも、精神(痛覚)が残る拷問って最悪ですよね。

最後はなんとか息子が助けてくれたからいいものの、両足はなくなってしまったわけですから。

 

「着信アリ」

柴咲コウ 堤真一主演 三池崇史監督

 

【あらすじ】

由美の友人は謎の電話によって次々と死んでいく。彼女は妹を亡くした山下とともに着信から身を護ろうとするが…。

 

【感想】

 

教訓および結論:合コンに行かないこと

 

さあさあ一世を風靡した「着信アリ」。携帯が普及したころですから、より恐怖が身近なものになりましたね。

今でも怖いですよ。あの不快なメロディ。作曲した人はどれだけ恐怖を与えるかわかってますね。

若干殺し方のバリエーションが豊かで、「ええ…」って思う部分もあったんですけど、きちんと謎解きの部分もあって面白かったです。

テーマも根本は結構暗いんですよね。由美も美々子も、母親からの虐待が引き金なんですから。ただ結局最後の由美の笑顔はなんなんでしょうか?恐らくですけど、由美は死んだものの、魂のようなものが山下を救ったのかもしれません。彼が刺された後、「病院に連れて行ってあげる」と言ったのは、まだ由美の意志があったからだと思います。そして山下は夢(?)の中で美々子を救いました。

ただ正直続編が出ていて、僕はまだ観ていないので正解がわかっていない状態です。だから続編も観たいと思います。

 

あ、あと何が一番驚いたって、

 

原作・秋元康

 

会いたかったー♪

 

やかましいわ!

 

「アイズ」

伊藤万理華主演 福田太平監督

 

【あらすじ】

女子高生の由佳里は、ある日マンションの表札に「F」というマーキングを見つける。それ以来周囲では不幸や不可解な出来事が続発する。

 

【感想】

 

アイドルなんて…みたいな偏見ってあると思うんです。だけどアイドルっていうのは必死に演じ切ろうとする、という意味では俳優にだってなれます。

今回乃木坂46の伊藤さんが主演ですけど、演技力はなかなかのもので、本当に観客を引き込むものがありました。

 

全体的に難を言えば、ホラー映画特有といいますか、セリフが聞き取りづらくて、一体何をしゃべっているのかがわからないことです。

 

さて主人公の由佳里による幻想だというオチでした。これは結構序盤からわかりやすいんですよね。会話のちぐはぐさとかもそうですけど。ただ物語はすべて由佳里視点ですから、そこをうまく利用してミスリードするような演出は良かったです。

それになぜそうしたトラウマを負わないといけなかったのか、という描写も最後に明かされましたね。弟が死んだ、女に自分のせいだと罵られた、そして父親はすべて知っていた。

最後に由佳里の目が異様に大きくなりますよね。あれって、結局加害者の女のように、憎しみがこもってると思うんです。だから結局彼女は父親を殺したんじゃないかと思います。

母がおかしくなり、弟を殺したのはすべて父親のせいだと。新たなる防衛本能が働いて終わるわけです。

そういう意味での、「Eyes」というタイトルは良いですね。

 

ただですよ、当然突っ込みどころはあるわけです。

友達もいて、9年間弟がいる設定を指摘されなかったのはおかしいという点や、結局あの自殺未遂の男の子の役割が曖昧、というより、キーマンになるのかと思えば最終的に株情報くらいしかなかったことかな。

 

「ノロイ」

村木仁 松本まりか主演 白石晃士監督

 

【あらすじ】

元々ホラー関係のプロデューサーで怪奇現象に興味を持つ小林。ある主婦から「隣の家から赤ちゃんの泣き声がする」という依頼を受けた。トークライブで顔を合わせたタレントと松本まりか、そして奇妙な霊能力者堀。彼らはいろいろなノロイに巻き込まれていく。

 

【感想】

友達からおすすめされたので観ました!

 

ドキュメンタリー風に撮られたこの映画は、まるでさも実在しているかのようです。だからこそ映像が生々しい。それに出てくる霊も、はっきりと出てくるわけでもなく、だからこそ怖い。そして何よりも怖いのは「村」や「儀式」という古来から伝わる慣習。

 

物語は小林の失踪と妻の焼死から始まるわけです。もうこの時点で話に引き込まれましたよ。言ってしまえば最初にオチを披露するようなもんですからね。

そして実在のタレントを実名で出し、まるで現実世界のドキュメンタリー感を出していきます。

一方でバラエティ番組に出てくる、透視ができる少女の存在。彼女はテレビではまるで天才児のように取り上げられますが、彼女は「たぶんね、もう全部だめなんだよ」という言葉を残して行方不明に。

そして奇妙な霊能力者で、こちらもバラエティ番組では明らかに変人として取り上げられた堀。

序盤から様々な話が交互に出てきて混乱した人は多かったと思います。しかしこれらの物語と登場人物が最後につながった瞬間、背筋がぞくっとしました。

何よりも最後の少年が正体を現し、その後ろに少女がいた場面です。妻は正気を失い、自らに火をつけて、気づくと発狂。こんな地獄絵図で終わるわけですよ。

それでいて小林はこの映像を編集部に送りつけながらも、未だに生死不明。

 

まあいろいろ突っ込みどころはあったものの、実在するような恐怖を描いているこの作品。結構好きです。

 

「クロユリ団地」

前田敦子 成宮寛貴主演 中田秀夫監督

 

【あらすじ】

クロユリ団地に引っ越してきた明日香は、隣人の老人の死体を発見する。老人の部屋の清掃人の笹原の力を借りて、老人の伝えようとしたメッセージを突き止めようとするが…。

 

【感想】

 

確かに気になるよね…。

成宮くんの行方

 

割と古典的な展開でガッカリしたのは否めません。

正直展開的にどう転がしたいのか微妙にわかりづらい。老人、みのるくん、清掃員の彼女、バス事故。いろいろごちゃごちゃにし過ぎ。もうちょっとシンプルでよかった。

 

以上。

 

author:トモヤムクン, category:-, 17:32
comments(0), -, pookmark
スポンサーサイト
author:スポンサードリンク, category:-, 17:32
-, -, pookmark
Comment