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小さな映画館 第43幕

文学作品とアニメといったカオスな状態に(笑)

「憂国」
「太陽の季節」
「劇場版魔法少女まどか☆マギカ 前編 始まりの物語」
「劇場版魔法少女まどか☆マギカ 後編 永遠の物語」
「劇場版魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語」


「憂国」
三島由紀夫、主演、監督、脚本、原作。

二・二六事件に一人、新婚ということで決起を知らされず、参加することのできなかった武山中尉は自死することに。妻の麗子もまた夫と同じように自死を選ぶ。死の直前まで濃密な営みをする二人。その後武山中尉は切腹し、麗子はそれを見届け、自らも命を絶つ。

この作品は原作で読んだ時、衝撃的だった。三島由紀夫は後の1970年に市ヶ谷駐屯地にてクーデターを起こし、割腹自殺したのは有名な話。だからこそ、この作品は三島自身と結びつくには容易かもしれないけど、とにかく切腹の描写が、まるで本当にしたことがあるのではないか、と思う程に鮮明なものだった。映像でもまた汗や口から出る泡、血、それらが本当にリアルで、包み隠さないものになっていて衝撃的だった。無声映画だけども、だからこそその切迫した状況がひしひしと伝わってくる。そして背後の「至誠」という言葉の重み。大義の果てに見たものは一体何だったのだろうか。余談として三島自身はこの作品を自分の良いところと悪いところを凝縮した作品と評している。

「太陽の季節」
長門裕之、南田洋子主演、石原慎太郎原作の作品。

竜哉はバスケからボクシングに転部する。街でナンパした英子と関係を持ち、彼女は徐々に竜哉に惹かれていくが、竜哉は彼女が煩わしくなってくる。竜哉は兄に英子を5千円で売りつけるも、英字がそれを拒否する。ある日英子が竜哉の子を身籠もったことを知らされる。

何かと口を開けば話題になる石原慎太郎さん(苦笑)そんな石原慎太郎のデビュー作であり問題作の映画化した今作品。戦後日本の反道徳的で自堕落な若者達が出てくる。竜哉は非常に肉体的には大人なのだけども、精神的にはまるで子どもである。それを表すのが、あの原作にない、空席のブランコではないだろうか。

「劇場版魔法少女☆まどかマギカ 前編 始まりの物語」
「劇場版魔法少女☆まどかマギカ 後編 永遠の物語」

虚淵玄脚本、新房昭之監督のアニメ映画。

まどかの通う学校に暁美ほむらという少女が転校してくる。ある日友人のさやかと寄り道をしていると、ウサギのような容姿をした生物キュゥべえとそれを殺そうとするほむらと遭遇する。キュゥべえを助けた瞬間に別の次元に迷い込み、化け物と出くわす。そんなとき彼女たちを助けたのがキュゥべえと契約していた魔法少女の巴マミだった。キュゥべえはまどかとさやかの二人にも魔法少女になって欲しいと告げられる。魔法少女になる契約をすればどんな願いでも叶えることができるが、その反面常に魔女と戦う運命に陥ることになると知った二人は困惑する。しかし、ある日マミがある魔女を倒そうとし・・・・・。

この作品は友人のH君からすすめられて、一夜で全話観た(笑)けど、一夜で観てしまうくらい面白かった。魔法少女と訊くと、やっぱり女の子向けの作品なのかな、と思いきや、中身はまったく違う。輝けるヒロインなどではない。ある意味の悲劇のヒロイン達の物語。常にあるのは死の恐怖と日常の鬱積した塊。非情なまでの世界での孤独な戦いが描かれてる。この作品を観ると、友人もそうだけど、ほむらが一番、誰よりも大きな使命を背負っている。その背景にあるのが、まどかへの友情とも愛情とも言える、大きな気持ち。ほむらの物語のようにも思えるけども、この物語の根幹にあるのはやはりまどか。これをハッピーエンドと呼ぶか、バッドエンド呼ぶかは、それぞれだけども、一番綺麗に纏まったんじゃないかな、とこのアニメ(もしくは映画)を観たときは思っていた。

「劇場版魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語」

人の悪夢が具現化したナイトメアと戦う、まどか、ほむら、マミ、さやか、杏子の五人。激しい戦いを繰り広げながらも、順風満帆な日常を過ごしていた。しかし、ほむらはある違和感に気付き、それを確かめる為に杏子と共に調査する。見滝原から出られないと知った二人だが、ほむらは自分一人で調査を続けると告げる。しばらくして、ほむらはある可能性に行き着く。

今日観てきた!いやー、中盤までは正直、予想通りなところもあったんだけども、それ以降話が二転三転する。何度呆然としたことか。ネタバレはあまりしたくないのだけども、ただ、ただ一言言わせてもらえるのであれば、「まどかへの愛が重すぎる!!」。まどかの願いが自分以外の誰かに向けたものならば、ほむらの願いは自分の欲望を満たすもの。終わり方としては続編が作られそうではあるけども、これで終わらせるも良さそう。あぁ、観た人とあのシーンやこのシーンについて語りたいです。





友人はほむら派ですが、僕は一応、杏子派です。

author:トモヤムクン, category:映画, 23:57
comments(2), -, pookmark
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Comment
おぉ!観てたんだね!!
面白いよね、この作品。
これで杏子派、ほむら派、マミさん派と綺麗にわかれた(笑)
トモヤムクン, 2013/12/02 9:45 PM
私はマミさん派。゚+.ヾ(*´∀`*)ノ.+゚。
寝不足パンダ。, 2013/11/28 11:45 PM